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栄通記

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2008年 01月 18日

477) アートスペース201 「書と絵の五人展ー堤艽野・個展」・書 終了・1月10日(木)~1月15日(火)

○ 第17回 書と絵の五人展
         ー併設 堤艽野・個展     

 会場:アートスペース201 6F全室 
    南2西1-7-8 山口中央ビル・北向き
    電話(251)-1418
 会期:2008年1月10日(木)~1月15日(火)
 時間:10:00~18:00(最終日17:00迄)

 【参加作家】
 堤艽野(北海高校芸術科・書) 川本ヤスヒロ(泰博・北海高校芸術科・スケッチ&陶芸) 保原旦船(東一郎・元北海高校国語科・書) 佐藤辰船(友久・元北海高校国語科・書) 松竹谷智(元北海高校英語化・絵画)


 毎年、年初めにアートスペース201で開いている恒例の展覧会。始まりは現役の北海高校の教師による展覧会だったと思います。今では現役は堤さんと川本さんだけですね。

 五人展ですが、一人だけ毎年順番に個展をすることになっているそうです。今回は書の堤・艽野さんの番です。面白くて多才なので写真紹介をしたいと思います。

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   「日月」→











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 ↑:右側、「母」。


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 ↑:「壺」。

 落款もご自分で作られているのではないでしょうか。大きさや字体を変えて作品に最後の朱を書き込んでいます。

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 とてもユーモラスで、いろんな感覚を字に込めることができるのですね。新年早々、良い書を見ることができました。

 他の方は簡単に書いておきます。

 全道展でお馴染みの川本ヤスヒロさん。北海高校美術部の顧問でもあります。今回は気楽な展示でした。仲間とのパリ旅行でのスケッチと、得意の動物などの極々小さい陶芸作品。

 書の保原旦船さん。古体字で、大仰さを押さえて力強く造形的な字。何時も印象に残る書家。
 会場で「臨池(りんち)」の話を聞くことができました。書も神聖の境地に達したならば、池の水面にも筆を運ぶことができるという話でした。ですから、「臨池」という言葉は「書」という意味です。
 ところで漢和辞書には、「習字。手習い。後漢の張芝(ちょうし)が池のそばで一心に習字のけいこをし、いつのまにか池の水がまっ黒くなった故事に基づく。(王義之・与人書)」とあります。おそらく原義は辞書の通りだと思いますが、流布するうちにいつしか書の境地としての故事に、日本ではなったのかもしれません。

 佐藤辰船さん。かな交じりの書体。三者三様の書風で変化があっていいですね。

 松竹谷・智さんは油彩水彩の小品。タイトルを記しておきます。
 バラ、シクラメン、りんご・・・以上油彩。シクラメン、りんご、花、空沼岳、(以下はがきサイズ)霧多布湿原、狩勝峠より、日勝樹海ロード、展望台より・・・水彩

 来年はどなたが個展をされるのでしょう。

by sakaidoori | 2008-01-18 12:30 | アートスペース201


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