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駒澤千波(’04・3)、「柔らかな種」。
昨年の個展の時に動物達が姿を変えていくアニメーションを制作していた。今回も目的は同じで、絵画のコマ送りで、エンドレスになるような展示にしていた。種から生まれては変身していく動物物語だ。大作とは違った、小品による連作物語作品も悪くはない。彼女自身はモチーフを温めているのだろう。見るほうはレパートリーに広がりを期待している。
↑:左側、
富樫はるか(’04・3)、「楽楽楽楽跳跳昇天」。
右側、
池田さやか(’05・3)、「夏衣」。
富樫さん、タイトルで遊んでいますね。
それはそうとして、今展参加作家の中で物語り作家といえば富樫さんでしょう。彼女は青色を得意としている。同時に、小品で二双一対にしたり、連作で物語を描く事も多い。キャラクター物のアニメは得意分野だ。「にかわえ展」は小品中心になりがちで、そういう意味では富樫スタイルに近くなっているような気がする。
ならば、富樫さんには本格的連作を次回は期待したい。
↑:左側、
桝本士乃(’05・3)、「空」。右側、
今橋香奈子、「語りかけるもの」。
↑:左側、
内藤まゆ、「花模様」。右側、
熊崎みどり(’04・3)、「つたう」。
↑:左側、
宮町舞子(’06・3)、「no title」。右側、
村木愛(’05・3)、「ばら」。