栄通記

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2008年 01月 10日

467)時計台 「第2回 にかわえ展」・日本画  1月7日(月)~1月12日(土)

○ ①第2回 にかわえ展

 会場:時計台ギャラリー 3階
    北1西3 札幌時計台文化会館・中通り南向き
    電話(011)241-1831
 会期:2008年1月7日(月)~1月12日(土)
 時間:10:00~18:00 (最終日17:00まで)

【参加作家】
池田さやか・今橋香奈子・熊崎みどり・駒澤千波・富樫はるか・内藤まゆ・野口絹代・野口祐司・百野道子・桝本士乃・丸野仁美・宮町舞子・村木愛・吉川総子。以上14名(内、男性は1名)

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 「日本画の新たな方向性を追求するために、作家それぞれの表現手段を用いて作品を発表・研究します」(DMより)

 3階の繋がれた2室を使っての展覧会。大きく新機軸を発表するというよりも、各人が現在の確認とかすかなブレというのか、こんなこともしてみたいなという感じの展覧会。ですから、一人一人の出品数も少ないし、迫力は期待できません。のんびりと鑑賞者の好み探しに、20歳代の若い作家が大半ですから、明日の楽しみ探しになるかもしれない。(作家名の後の数字は教育大学4年生過程・研究室の卒業年月。)

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 ↑:吉川聡子(’91・3)、左から「お歯黒」「本田髷」。
 小品ですが、一際目立つ作品です。端正な線、抑えてはいますが品のある色彩、粋なポーズの中に現代人の目を惹き付ける大胆の表情。最近の吉川さんは目が離せません。栄通風に言うならば、「豊かさと刺」を感じる作家です。

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 「皮膚の人・野口」の野口裕司君です。タイトルをメモするのを忘れました。
 野口君は毎年ここで、この時期にインスタレーションンによる個展を開いている。今年の実施は聞こえてこない。幸い本人が居たのでその辺の事情を聞く。心理的な問題ではないとのこと。それはそれで仕方が無い。今春以後の発表を期待しよう。
 今作はアクリル板にグチャグチャっと太い線を描いたもの、浮世絵の背景にある草書のようなうなぎ文字をデザイン風にびっしりと描いたもの、二点の出品。空中に吊っているから、その影も作品として見るのだろう。
 作家には何か意味があるのかもしれないが・・・、落書きと見た。野口君はいつも直球勝負のように作品に取り組む。落書きを作品化できるのかな?他人はどう見るのかな?自分にはどう見れるのかな?そんな思いの作品では。「深い意味は無いが、意義は有る」、新たな作品展開になった時に、この落書きの意味に気が付くかもしれない。

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 ↑:百野道子(’04・3)、「赤い花」。
 良いですね。何が良いかというと、お化けのような白い顔です。けっして成功しているとは思えないのだが、作家自身が自分の表現を超えようという姿を感じて、そこが気に入りました。この絵を細かく言っても仕方が無い。お化けのような隠れた顔に画家の覇気を見た。

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 ↑:左から、野口絹代(’04・3)、「あける」、丸野仁美(’04・3)「お父さんといっしょ」。
 ご両人、同期の卒業生。
 野口さんは出品するたびに少しずつ、少しずつ上手くなっているので見続けて楽しい人です。堅実で努力の人という印象です。若い現代女性のーそれは野口さん自身でもあるのでしょうーつかみかねる心理を描き続けているように思えます。
 丸野さんの旧姓は「三浦」です。卒業後、「三浦仁美・作品」を見れなかったのでどうしたものかと思っていました。結婚等で大変だったのでしょう。昨年の道展にも入選しています。仲間とは若干のブランクはあるとは思うが、今後とも楽しませて下さい。

by sakaidoori | 2008-01-10 14:28 |    (時計台) | Trackback | Comments(0)
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