栄通記

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2008年 01月 09日

464) ①市民ギャラリー 「第38回 北海道教職員美術展」・総合展 1月5日(土)~1月9日(水)

○ 第38回 北海道教職員美術展

 会場:札幌市民ギャラリー 
     南2東6
     電話(011)271-5471
 会期:2007年1月5日(土)~1月9日(水)・月曜日は休み
 時間:DM等が手元に無いので分かりません。概ね以下の時間帯です。10:00~17:00(最終日16:00迄)

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 新春第一号のギャラリー訪問、作品訪問です。
 地下鉄バスセンター前で降り、街とは反対方向に進んで行きます。冷たい外気に当たりながら、何とは無しに嬉しい気持ちを抑えながら、歩を進めていくのです。横断歩道では目の不自由な人のための音楽を耳にして、ありふれた都会の「音のある風景」ですが、なぜか機械に、「今日は」といいたくなります。足元は滑りがちで、腰をかがめかがめての目的の市民ギャララリーへ。室内に入れば眼鏡が温かみで曇り、男女のささやきが聞こえてきます。ロッカーにオーバー、鞄をしまい、入り口では係りの人の笑顔と一緒にパンフレットを頂き、その間に会場の作品が目に入るのを楽しみながら、ようやく広い広い会場へと入っていきます。

 道教職員を対象にした公募展形式の美術展。ジャンルは絵画、彫刻、工芸、写真(以上一階に展示)、書(2階に展示)。
 規約に則った作家が無審査で招待作家として出品、公募された方が入選、奨励、特選として陳列されています。入選以上の作品評を記したパンフを受付で貰えます。以前のパンフは作品も写真掲載されていて、招待作品と奨励賞以上の作品を見ることが出来ました。おそらく、資金的な面でそんな立派なパンフ図録は作れなくなったのでしょう。関係者にはしっかりと製本された年次図録が用意されているようです。一般に有価で配布されているとしても、半分近くが書ですから、僕は主に絵画を中心に見ているので買うことは無いでしょう。

 道内には多くの道職員としての絵描きがいると思います。残念ながら、そういう人達の全体のうねりというのか、エネルギッシュさはこの展覧会からは伝わってきません。職域絵画グループがある時代に果たした役割は大きいのでしょうが、現在は良い意味での個人の発表・研鑽の場であって、それ以上の意義は伝わってきません。実際、発表の場は沢山あります。限られたエネルギーをどこに配分するかという選択の時代になったのでしょう。生活手段としての職場と絵描きとしての人生の在り様という価値観が冷ややかに相対化したのでしょう。

 僕は一年の準備運動のような気持ちで見ています。結構、お目当ての作家はいるのです。それに、新春とは作家や作品が新鮮に見れるのです。季節の空気がそうさせているのでしょう。



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 鵜沼均、「Lana~2007夏」。
 お馴染みの鵜沼さんの女性画。日本画で、ある時代まで「美人画」と総称されたジャンルがあった。1970年代初期頃までか?価値観の多様化や女性の社会的立場の激変が「美人画」という言葉を死語にした。替わって、「女性画」という単なる画題の分類の言葉が誕生した。
 以前に書いたかもしれないが、鵜沼・女性画をプラトニック・ラブとして僕は見ている。作られた男の理想・願望としての女。肉欲と一線を画し、だが観念としての肉欲が美という標本の中で存在する女性画である。
 プラトニックは全身を服で覆われた姿を好む、たなびくスカートの襞に限りない清純さを想う、一本の後れ毛が恥ずかしき妄想を生む。絵として目に肥大化された女性を愛(め)でるのだ。
 今作は帽子を小道具として足元に置いている。挑発的に足を組み、可愛くふくらはぎを覗かせている。そして、物怖じせずにこちらを見すえている。

予想外に長い記事になったので、他の写真掲載を含めて②に続きます

by sakaidoori | 2008-01-09 11:47 | 市民ギャラリー | Trackback | Comments(0)
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