栄通記

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2007年 12月 28日

448) ②法邑 「オペラ・展 Vol.2」・複合展 終了・10月31日(水)~11月11日(日)

置田貴代美、「生キユクコト」。
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 実に悩ましい写真だ。自分自身がもう一度置田ワールドを再確認したくて沢山の写真を載せてしまった。嫌いとまでは言わないが、好悪あるいは価値判断の分かれる作家ではないのか。これでもか、と言わんばかりのイメージ性の強い作品だ。
 僕はイメージと心象を少し使い分けて書いている。心との関係で言えば、イメージは心が作る形の世界、心象は感情的な心の気分の世界と。そうは言っても視覚表現として造形化されるわけだから、結果としては心の在りようとして同じ様なものかもしれないが。今展では心象の石川ひと、イメージの置田貴代美として捉えた。
 気分などを形と言う型にはめ込む、否、自然や空想の世界の形に明快な気分・人間的感情を読み解く能力の高い人なのだろう。いつもビビットに何かを感じる・感じたい、写真という形がそれらを再生させるのだろう。


 基本的にオペラ展は写真を中心に世界が広がっていく展覧会だ。その中でも若い人の感覚に焦点をあてて、語ってきた。以下、簡単に。

廣島経明
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 天地創造を思わせる七色の廣島ワールド。いつもそうですが、レイアウトに工夫される方です。今展、宇宙の中の星群のようです。群れて、一つ一つが輝いています。

松原成樹、「はしご」・石彫刻。
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 「栄通記」でも紹介したことのある松原さんの石の世界。氏の石は優しい、太古の人の歴史に引き戻らされる。古代建造物のような作品。「はしご」でその世界にタイム・スリップするのだ。

山岸せいじ
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 今展のコーディネーターでもある山岸さん。写真と絵画の二束の草鞋の持ち主。二束というよりも、目に見えないものの視覚化・造形化のためならば果敢にチャレンジされる方だ。
 今展は壁を他のメンバーに広く使ってもらおうという配慮からか、絵画作品のインスタレーション的展示。作品は抽象絵画と言ってしまえばそうなのだが、山岸さんの光と色が明滅し、裏側の存在・色と色の隙間に注目させようという作品。もっとも天井を覆う形に成っているので、作品を鑑賞するというよりも、部屋全体の舞台装置のような役割だ。
 「踊れや踊れ、ここはオペラだ」

by sakaidoori | 2007-12-28 23:59 | (茶廊)法邑 | Trackback | Comments(0)
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