栄通記

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2007年 12月 26日

443)③資料館 「北大写真部とその関係者が5室を使った写真展」 終了・12月18日(火)~12月24日(月)

○ 「COLOR & SHAPE」・北大3年生展→第3室

 3年生の2人展。
 もっとも展覧会らしい、若さをぶっつける展示。実に明快で、COLOR(色)の藤田諒太君、SHAPE(形)の松藤岳君の対決だ。

藤田諒太
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松藤岳
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○ 「4人展」北大写真部・2006年修了生→第2室

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 ↑:原田玄輝、「天地」。
 原田君は白の綺麗な人だ。
 北大農学部の建物内部の作品を見たことがある。北大に無縁な自分だから、資料館の建物に入るたびに原田君の作品を思い出していた。壁の白さ、手すりのウエーブ・ラインを優しく表現される方だ。今展は少し小さいので残念な感じだが、彼の白さに対する愛着、どっしりした優しい世界を久しぶりに見れて満足した。


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 ↑:齊藤市輔
 名前は以前から知っている。その作品をよく思い出せないので、はっきり言葉で言えないのが不本意である。実力者であることは間違いない。他の作品もそうなのだが、被写体の向こうをあぶりだすような作品だ。自分の世界を持っている人だ。


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 ↑:岸本宣子
 「私達が暮らしている『人のいる空間』の、何気ない一時を切り出してみました。当たり前の日常の中に見落としている何かがあるかも知れません」(会場のメッセージ版より)

 スナップ写真を上下一組にして、5組ほどの展示。その中で、上掲の作品が最も好きだ。日常の中のスナップ写真を、淡々と展示して見る物に何かを気付かせることは、相当に難しいと思う。過度に被写体に迫りすぎても、自己のイメージを拡大しすぎても成り立たない。普通のスナップ写真を普通に撮ったようにして、普通に見る者に「これ、何でもない写真群なんだけど、何か良いな」という言葉をもらうのは難しい。
 岸本さんは東京から来られていて、当日は在廊されていました。作品のことは話す機会はありませんでしたが、発表できて良かったという雰囲気を全身から発していました。来年は、是非、日々撮り溜めて、個展をしてもらいたい。日常を撮る、非日常の空間を見たいです。


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 ↑:大塚一世
 「・・・知らない場所で出会った人や物とのふれあいを通じて、僕とそれらの間に生まれる感情や関係性のようなものを、作品からご想像して頂ければ幸いです。・・・」(会場のメッセージ版より)
 この作品はおそらくベトナムだろう。一度も行ったことは無いが、多くの情報で想像できる。写真の情報は撮影者の意思を超えるものだ。特に、こういう喧騒な現場風景は。大塚君は現場と作家の関係性しか語っては居ないが、「現場(被写体)-大塚の目ー鑑賞者の五感」の三角関係を期待しているのだろう。下も同じ作家。

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by sakaidoori | 2007-12-26 23:55 | 資料館


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