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栄通記

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2007年 12月 26日

442)②資料館 「北大写真部とその関係者が5室を使った写真展」 終了・12月18日(火)~12月24日(月)

○ 北大写真部 「4年生展」→第5室

 4年生4人展。
 2年生展の視覚に比べて、狭い世界に被写体を絞っています。その分、心象性やイメージが強まっているのでしょう。写真特有の光に対する感覚よりも、構図というのか絵画的な関心の方が強いように思われました。

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 ↑:水沼花織、「水辺」。
 まさに水辺に託した心象でしょう。静かな水面の揺らぎ、流れ落ちる水の生命。どこまでも美しく、心の揺れも表わしたいのでしょう。一番下の水の落ちる作品が気に入りました。二本の太いラインが全体を分断しているようにも見え、視点が中央に向きながら、離れていく感覚。アップの写真を撮ったのですが、写真まで水面に負けてボケてしまいました。残念。


442)②資料館 「北大写真部とその関係者が5室を使った写真展」 終了・12月18日(火)~12月24日(月)_f0126829_1219888.jpg442)②資料館 「北大写真部とその関係者が5室を使った写真展」 終了・12月18日(火)~12月24日(月)_f0126829_1221276.jpg















 ↑:高藪巳至子
 説明書きによるとー5歳になる女の子が初めてカメラを持って、撮った写真が下の作品。その女の子を撮った写真が上の作品。
カメラという利器のトリッキーさに注目した作品群。同時に女の子の何も考えない写真とのバランスを楽しんでいる。大人数のグループ展にはこういう遊び心は絶対に必要ですね。


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 ↑:大原菜摘、「冬 ある日」。
 異国情緒を「冬 ある日」と命名して、たゆたゆしい光具合、人の動きが若い感性を思いました。


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 ↑:伊藤隆雄。左は?、右は「線路」。
 線の組み合わせを楽しんでいるようです。男心が一本、気丈夫に立っている感じ。自分自身を見る強度に好感。部屋全体が優しい空間なので引き締まって見ました。


○ 「写心展」・北大&北星写真部有志→第4室

 会場のプロフィールだけでははっきりしない面がありますが、社会人1・2年目を中心にしたグループ展のようです。強い主張というよりも、社会人になっても発表できて良かった、今後の励みにしようという展覧会に見えました。カラー写真が多いのも特徴的です。

442)②資料館 「北大写真部とその関係者が5室を使った写真展」 終了・12月18日(火)~12月24日(月)_f0126829_14171377.jpg ←:勝又聖乃。修士1年。

 旅が好きだという勝又さん。旅に出て、出会いの人々や景色などに「元気」をもらい、「くすり」にするために写真に収めるとあります。今回はマダガスカル。何て遠いところだろう。マダガスカルに自分の心を重ねているようです。


442)②資料館 「北大写真部とその関係者が5室を使った写真展」 終了・12月18日(火)~12月24日(月)_f0126829_14262726.jpg ←:武田佳祐

 心を大切にしたい、その為に自然を見て心を綺麗に元気に、ご自分の写真がその一助になればーという主旨の案内書きがありました。




442)②資料館 「北大写真部とその関係者が5室を使った写真展」 終了・12月18日(火)~12月24日(月)_f0126829_14324992.jpg 宮本朋美。社会人1年生。

 地方の旅先での市場の風景でしょうか。「おばちゃん」のふっくらしたホッペと笑顔が印象的です。
社会人になって写真活動が厳しい環境になったと書いてあります。確かにそうだと思います。年に1度、ここで発表するのだということを励みに、カメラを伴にしましょう。

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 ↑:佐藤睦美

 もう写真展に出品することも無いだろう、と思っての今回の機会。嬉しかったことと思います。カラーで、綺麗な風景、そこに撮影者が座っている感じ。笑ってもいます。今回は望外の喜び、次回は苦労した喜びが見たいですね。

by sakaidoori | 2007-12-26 14:59 | 資料館


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