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栄通記

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2007年 12月 14日

432)② さいとう 「三猿展ー柚原一仁・犬養康太・松本直也」 終了・12月4日(火)~12月9日(日)

○ 三猿展ー柚原一仁・犬養康太・松本直也(道都大学中島ゼミ所属)

 犬養康太君。

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 ↑:左側、「茜」。右側、「それでは みなさん さようなら」。

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 ↑:左側、「焼けた妻か子か」。右側、「ツイン オブ ドラゴン」。

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 犬養君も漫画的といえるかも知れないが、更に進んで童画風と言ったほうがいいかもしれない。鉛筆で落書きをするように、カリカリ描き進んで、それをそのまんま版画にしたみたい。だから、「雑だな~」という点もある。画面一杯のワイルド感はないが、この滑稽な美学・発散精神は捨て難い。現在のところはアンバランスな点が拙さに見えるが、表現力が身に付いて、不可思議な魅力になればと思う。
表現力、構成力、デッサン力・・・シルクスクリーンは簡易だと聞くが、煎じ詰めれば全ては同じだろう。


 柚原一仁君。

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432)② さいとう 「三猿展ー柚原一仁・犬養康太・松本直也」 終了・12月4日(火)~12月9日(日)_f0126829_19165297.jpg432)② さいとう 「三猿展ー柚原一仁・犬養康太・松本直也」 終了・12月4日(火)~12月9日(日)_f0126829_20215722.jpg















 ↑:左側、「生きる力を・・・」。右側、「あなたへ・・・」。

 柚原君はタイトルから想像すれば、心象的抽象画といえるのだろうか。心象と言っても絵の色や構成に託す願望といった方がいいかもしれない。ゆったりと明るく、伝統美に通じそうだ。
432)② さいとう 「三猿展ー柚原一仁・犬養康太・松本直也」 終了・12月4日(火)~12月9日(日)_f0126829_2041598.jpg 左の作品は30刷だ。黒い色の深みに拘ったというよりも、作業過程で生じる紙(支持体)の凸凹が気に入って、壁面作品を立体作品のようにするためだ。話を聞かなければ、銅版画などに特有な凸凹としてしか見えない。作り手はいろんな拘りがあるものだ。どうという話ではないが、意外にこういう会話は後々まで残るものだ。職人的な作業・・・これはその道を経験しないと、なかなか分からないものだ。


 学生のグループ展なのに話が長過ぎたようだ。今年は中島ゼミの作品を意識的に見ているので、思い入れが強くなったのだろう。また作品とお会いしましょう。楽しめた展覧会であった。

by sakaidoori | 2007-12-14 20:44 | さいとう


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