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栄通記

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2007年 12月 14日

431)① さいとう 「三猿展ー柚原一仁・犬養康太・松本直也」 終了・12月4日(火)~12月9日(日)

○ 三猿展ー柚原一仁・犬養康太・松本直也(道都大学中島ゼミ所属) 

  会場:さいとうギャラリー
     南1西3 ラ・ガレリア5F室
     電話(011)222-3698
 会期:2007年12月4日(火)~12月9日(日)
 時間:10:30~18:30(最終日は17:00)

 何と最終日の終了15分前の訪問。聞けば隣室も道都大学関係だという。ここは終了後も見れそうなので、見渡した後、先に隣室を見た(IZUMIKU展)。それから、おもむろに男3人展を見たわけだ。両方とも載せるのだが、少ない時間で作品を見、話を聞き、話もし、写真も撮る。ろくな報告は書けない。それでも一向に構わないとの関係者の好意で、「栄通記」掲載となったわけであります。考えてみれば、たかだか個人的に発信している情報だ。時にはそういう足早なフット・ワークも良いではないか。ここに書けば、僕はその次、更に真剣に彼らの作品を見るわけであるから。そんな訳で、いろいろと不備です。

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 松本直也君だ。全員三年生と聞いたが?

 (記事の続きが遅れてすいません。その間に、ご当人にお礼のコメントを頂いてしまいました。話が逆になって、へんなことになりました。これも、個人の発する情報ですから、許されるでしょう。さて・・・)

 非常に好感の持てる青年達だった。作品・風貌は三者三様。だが、対応の仕方、話しぶりと淡々としているが、静かな喜びが伝わってくる。その素直さが何とも心地良い。女性の場合は喜びが体に溢れ、そのオーラが眩しくなる時がある。男性の場合、苦悩と言ったらオーバーだが遠慮がちでなかなか話が弾まない時がある。彼らの場合は最後の最後の時間帯であったので、一仕事終えようとしている安堵感があったのかもしれない。

 道都大中島ゼミといえばシルクスクリーンだ。

 松本君の場合は何と言っても「人間」だ。本人の左側の中国の山水画のような作品、いい意味でのリラックスの為のもので本筋ではない。それでは「人間」の何に興味があるのか。当然彼は若いから「心の襞」にも強い関心があるだろう。だが、話を聞いて作品を見直すと、そういうこととは距離を置いて、人の人で無いような動き表情をユーモラスに描いている様だ。始めに「人の形ありき」、そこからイメージをどんどん膨らませていって、漫画のような物語を作っていくみたいだ。その物語を作家の初発のイメージとは無関係に鑑賞者は楽しむわけだ。作家は、「こうすれば見る人は喜ぶかな」という創作姿勢があるかもしれない。ユーモアは余り本人が喜ぶと失敗する時がある。次はどんな「人間」が登場するのだろう。

by sakaidoori | 2007-12-14 13:27 | さいとう


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