栄通記

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2007年 11月 23日

410)テンポラリー 「いずみなおこ・展」 11月20日(火)~11月25日(日)

○ いずみなおこ・展
     ー森の記憶ー

 会場:テンポラリー スペース
     北16西5 北大斜め通り・西向き 隣はテーラー岩澤
     電話(011)737-5503
 会期:2007年11月20日(火)~11月25日(日)
 時間:11:00~19:00

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形のないものを辿る
意識のみが覚えている
記憶だけが頼り

そして、時が流れてみんなの記憶となる(以上、DMより)


 赤茶けた枯れたイタドリが並んでいる。生け花のように。その日は雪がギャラリー前の路上にも残り、イタドリを支える白板と呼応している。

 ただイタドリだけ、ただそれだけ。
 2階には無い。もし在れば、それは山になる。山は大きな存在、森は生き物の棲み分ける不思議な世界。向こうへの入り口。

 ただイタドリだけ。
 葉の落ちた樹木の姿をさらけ出し、枝先は風の動きを伝えている。


 茶室に入ったような感覚だ。茶室は修行をした坊さんの「書」と、一輪の路傍の花と、茶道具が用意されているものだ。主人の点てる茶を、小道具のいわれを聞きながら、一期一会を楽しむわけだ。茶室は社会的身分を越えたところではあるが、主人のもてなしを楽しみ、彼の美学を認めると言う意味では主客の隔絶がある。

 いずみ茶室には命の全てに見立てられたイタドリしかない。それらを背景にして、そこにいずみ御主人があたかもいる気持ちで、場の世界を呼吸するのだ。どんな茶の味がするのだろう。おそらく若い表現者だと思う。シンプル・イズ・ビューティフル、よくぞイタドリだけにしたものだ。その勇気を讃えたい。
 何も無い空間にイタドリを背景に沈思黙考をする。作家の舞台装置を借りて、自分と対話をするしかない。雪降り冬の訪れに自然を思い、過ぎこし方を省み・・・。

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by sakaidoori | 2007-11-23 19:16 | テンポラリー


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