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栄通記

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2007年 10月 23日

362)ミヤシタ 「酒井浩慶・展」・木  10月10日(水)~10月28日(日)

○ 酒井浩慶・展

 会場:ギャラリーミヤシタ
    南5西20-1-38 西向き  
    電話(011)562-6977
 会期:2007年10月10日(水)~10月28日(日)
 休み:月曜日
 時間:12:00~19:00 (最終日17:00)

 (作家不在の為に、写真はありません。)
362)ミヤシタ 「酒井浩慶・展」・木   10月10日(水)~10月28日(日)_f0126829_2145572.jpg


 酒井さんは木の立体作家です。

 酒井さんはいろんなことをしている。彫り方ーノミを使って作家の息遣いを残したり、機械で面をシャープにして肌触りや木目を優しく表現したり。形もざっくばらんだったり、円・四角を楽しんだりと。大作の発表はミヤシタでは無理ですが、中品から小品と統一性ということに拘ってはいないようにみれます。試行錯誤であると同時に、あまり自分の表現の型を限定させたくないという意識もあるのでしょう。

 今展は少し工芸的で、鑑賞者を楽しませてくれます。DMの写真、その小品が壁にぐるりとに置かれています。女房は「こけしみたいね」と、言っていました。僕にはお地蔵さんに見えました。このお地蔵さん、なかなか元気がいいのです。円い部分が顔で、四角の部分が肩から両手を上にかざして、頭の上で結んでいるようにみえるのです。大きな背伸びとも、「今日も一日頑張ろう」と、自分に気合を入れているみたいです。太陽を拝んで、少年の顔が輝いているようにも見えます。ノミの彫り跡が腕の血筋とも、若き細胞の生命力とも見えて、何だか自然に頬が緩んでしまいました。小さな世界、酒井さんがいろいろと造形的に工夫されていることが、優しい具象物として収まっています。、一人楽しく、納得してしまいました。

 そうはいっても、やはり酒井さんにとっては試行錯誤の制作発表であることには変わりは無いでしょう。肉声と機械性、伝統と近代感覚、素材の魅力と素材を超えること、相反する思いを木に託す姿は変わらないのでしょう。(10・20)

by sakaidoori | 2007-10-23 22:03 | ミヤシタ


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