栄通記

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2007年 10月 20日

355)①ポルト 「絵画の場合」・油彩他  10月20日(土)~11月11日(日)

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○「絵画の場合」展  

 会場:ポルトギャラリー
      中央区南1西22
      電話(011)618-7711
 会期:2007年10月20日(土)~11月11日(日)
 休み:月曜休館
 時間:12:00~19:00(最終日17:00まで)

★お問合せ:北翔大学美術プロジェクト 林亨 電話(011)387-3894

 出品作家:谷口明志、小林麻美、八子直子、久野志乃、大井敏恭、安藤文絵、田畑卓也、レスリー・タナヒル、渋谷俊彦、林亨・・・以上10名。


 たまたまというのか、幸いというのか初日に行って来ました。

 一階の一階は4作家。

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 ↑:林亨、「眼を閉じて<たおやかさのかたち>」。

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 林作品は一点だけ。入り口の右壁に階段に向かって誇らしげに在ります。クリオネのように見えます。月末からのミヤシタでの個展に備えての控えめの出品数です。ミヤシタでは小品しか展示できません。今回は小世界の表現を重視したのかもしれません。

 タイトルはお馴染みの「眼を閉じて」シリーズ。たったの一点ですから、眼を凝らして見てきました。タイトルに反して非常に濃密な世界。支持体は韓紙と聞いています。ですから、薄紙に馴染みやすい、アクリルなのでしょう。紙の皺模様が色に一層の深みを与えています。この色合いの深みと、不定形なあやかしの世界に、見る人達はどんな思いでせまるのでしょう。もしタイトルに、「常世ー帰らぬ人達」とあったならば、林作品はどう理解したらいいのでしょう。もちろん見る人の勝手です。僕は林世界に「たおやかさ」よりも、性的なものを含めての「怪しげさ」、境界線手前の男の不決断・逡巡を見る時があります。林世界のやるせ無さはあまりに美しいことです。

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 ↑:田畑卓也。(タイトルを忘れました。ゴメン。)林作品の左横の壁。天高く伸びゆく壁。

 ほぼ同じ作品がCAIギャラリーでも展示しています。線の世界が電波のアンテナのように貼られています。ポルトの白壁からムックリと現れた感じ。「絵画の場合・電波局」です。何をキャッチして、何を発信するのでしょう。絵画から枠という制度をとろかしても、形あるものを提出すれば、枠をはずすことに何の価値があるのでしょう。ですが、人のする事は何かの制度によって成り立つもの。田畑さんは、その辺をすり抜けるようにインスタレーション的線の世界を経巡っているようです。


 写真撮影をお願いしたところ、ジャンジャン摂って、どんどん宣伝してくださいとのこと。太っ腹に感謝すると同時に、かえってビビッてしまいました。個別作品を中心にお喋りをしていきたいと思います。

 会期は充分に長いです。長くても、気が付けば無くなるのが時と金。ポルトはあまりに綺麗で、大学施設ということもあり行きにくいかも知れません。3階会場の隣室はガラス張りの休憩所にもなっています。弁当持参ででも行ける所。是非是非。

by sakaidoori | 2007-10-20 22:43 | ポルト | Trackback | Comments(0)
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