栄通記

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2007年 10月 10日

343) ①タピオ 「Octob 1」 終了・10月1日(月)~10月6日(土)

○ Octob 1

 会場:タピオ
    北2西2・中通り東向き・道特会館1F
    電話(011)251-6584
 会期:2007年10月1日(月)~10月6日(土)
 時間:11:00~19:00
      オープニング・パーティー:10月1日 18:30~

 【出品作家】
 阿部有未(版画)、竹田博(油彩)、田村陽子(足型?)、名畑美由紀(油彩)、長谷川雅志(生地に模様等を描く人?)、林教司(油彩)・・以上6名。


 今展は6人のグループ展だが、長谷川さんの生地の作品の主張が強くて、「長谷川雅志と仲間達・展」という様相だった。以下、適時写真紹介するが、カメラのバッテリー切れの為に全員は紹介できない。申し訳ない。

f0126829_23251760.jpg


 昼過ぎに立ち寄った。目だつ長谷川作品を囲むように、壁に他の作品が並んでいる。幸い長谷川氏が在廊、どうしても彼の作品が話題の中心になる。普段の長谷川作品は布の作品を下げることによって、部屋全体にフワフワした感じを立ち込めるといったものだ。数cmの楕円をくり抜いて、その円を中心にして墨で5、6層に円を描き増していくのだ。そういう水玉模様で布全体を覆って、カーテンのようにぶら下げて部屋全体の空気を長谷川模様にする。カーテンといったが、実際の目的は舞台装置だ。横綱・千代の富士で有名な福島町に古い神社がある。その神社で毎年音楽祭をしている。その舞台装置の為の作品なのだ。

 今展の作品もそうである。だが、いつもとは違う。普段は全体の空気感を大事にするのだが、この作品は、「俺の作った、カーテンを見れ」と主張している。模様は単なる水玉ではなく、海中で蠢く、空に舞い上がらんとする怪獣のようである。・・・氏との会話中、いきなり席を立ち、照明を切った。そして、これを見てくれといわんばかりにカーテンの裏に備え付けの電気を付けた。(それが上の写真)。当然、模様は下から当てられて浮かび上がってくる。妙に部分部分、否、穴の開けた部分だけが光を通して玉のように輝き、その効果で模様が立体的になり、怪獣の手足が動き出す錯覚の世界を現出す。氏は、ニンマリして、「これをお客さんに見せたかったのよ。他の作品が在るから、電気を切るわけにはいかないのよ。どうだい、いいだろう。これを舞台装置にして若い人に唄ってもらったよ。聞きたいかい?」と言って、CDを流す。「これを作るのに半年かかった。たったの2時間のライブの為だけだよ。右左、繋いであるだろう。一緒に描くと、どうしても左右対称に成っちゃうから、別々に描いた。良い動きしているだろう」

 動きがある。長谷川さんに何があったかは知らない。いつに無く高揚感を漂わせている。今の彼は非常にハイだ。長谷川雅志という男とは初対面だが、作品に感情をぶっつけようとしている。その作品を使って、歌い手や踊り手などとコラボレーション、精神の共有を計っている。

 その日の7時から舞踊があると誘われた。キタラに素人楽団を聴きに行こうと思ったが、こちらのほうを選んでしまった。 (②に続く)

by sakaidoori | 2007-10-10 00:11 |    (たぴお) | Trackback | Comments(0)
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