栄通記

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2007年 10月 07日

338) ①市民ギャラリー 「第49回 学生美術全道展」 10月6日(土)~10月9日(火)

○ 第49回 学生美術全道展

 会場:札幌市民ギャラリー ・1F全室
     南2東6
     電話(011)271-5471
 会期:2007年10月6日(土)~10月9日(火)
 時間:10:00~17:00(最終日16:30まで)
 料金:無料
 主催:全道美術協会、北海道新聞社

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(「ちょうだい」、堺ゆり、札幌大谷2年)

 高校以上の学生を対象にした公募展。しかし、大学・各種学校の部(第1部)は搬入点数・9、入賞点数・8で、実質、高校生展と断言していいと思う。例えば、浅井学園(現北翔大学)などは、嘗てかなり出品していた。彼らにとっては学生展時代は終わり、道内3大公募展時代に入っている。公募展で力を付ける姿勢に変わりは無いが、レベルが上がった証拠でもある。

 高校生展。しかも圧倒的な数の女性。入選者・284名、呼び名だけの判断だが、男性名は25名前後だ。間違いなく、1割いないと思う。ことさら男女比を問おうとは思わないが、寂しさを通り越してあまり良くない現象だと思う。これが社会風潮なのか。男子生徒は高校時代に何に情熱を傾けているのであろう。スポーツ?オタク?ブンゲイ?入賞者27名中、男性名が5人。この数は全体の比率に反して男性数が高い。先天的に男性の能力が高いということか?男性の努力が女性のそれを上回っているということか?選考委員の価値観が無意識的に男性の表現を好むということか?単なる数字上の気まぐれ、偶然、一過性ということか?
 会場からは男臭い雰囲気、力づくの作品は目立つことはない。その分、女子高校的な一様性で会場構成が貫かれている。男性作品は友情、あるいは招待作品だ。明るい元気さに満ちている。自己追求的な自画像は傍らに、絵を描ける喜びの作品群が勝っている。
 全体のレベルの判断は見る人に任せたい。

 会期が短い。ここは1週間単位の賃貸しだからか。審査、準備に時間が取られてしまって、わずかに4日間だけ。しかも午後5時まで。この3連休に札幌を離れた一般サラリーマンは見れない。こういう展覧会は一般人への美術普及・宣伝に使わないといけない。ウ~ん。残念なことだ。

 個別作品の写真紹介は後にして、会場風景を載せます。

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by sakaidoori | 2007-10-07 15:08 | 市民ギャラリー


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