2007年 10月 06日
○ 第49回 麗彩会展 会場:小川原脩記念美術館 倶知安町北16東7 電話(0136)21-4141 会期:2007年8月22日(水)~9月24日(月・祝) 休み;毎週火曜日 時間:9:00~17:00 料金:500円 参加作家:谷口一芳(1919年~札幌市)、 野本醇(1930年~、伊達市)、 坂口清一(1931年~、札幌市)、志津照男(1931年~、仁木町)、 徳丸滋(1934年~、倶知安町)、 穂井田日出麿(1938年~、古平町)、 田丸公記(1943年~、札幌市)、 羽山雅愉(1943年~小樽市)、渡辺嘉之(1943年~、古平町)、菊池ひとみ(1943年~、新十津川町)、木滑邦夫(1944年~、千歳市)、 米澤邦子(1944年~、札幌市) 鈴木康子(1946年~、登別市)、宮崎むつ(1946年~、札幌市)、林雅治(1947年~、倶知安町)、恩田信行(1950年~、札幌市)・・・以上、16名。 (上の写真は入り口から左回りの会場風景です。) 麗彩会は当美術館の主、小川原脩が中心になってできた絵画サークル。地元絵画有志の交流・研鑽の場として出発したのでしょう。初めは8名でしたが、すでに49回目になります。その後、会員やこの地に縁のある方が参加するようになったのでしょう、16名にまで膨らみました。参加作家の出生年を記しました。中堅からベテラン主体の会です。広い会場に落ち着いた雰囲気で見ることにしましょう。一人一点というのは寂しいのですが、広さからの制約、仕方がないのでしょう。 何人か個別作品を載せます。女性から。 ↑:米澤邦子。「物語の森」、油彩・ペン・板、2007年、57.2×101cm。右は部分図。 糸を紡ぐような色合い、細やかさ、森が謳っているいるようです。 ↑:宮崎むつ。「輝」、油彩・キャンバス、2007年、53×53cm。 鮮やかです。抽象派協会展の中でも見たい人。 絵の中で線と色が踊っています。小さいのを2点出品しているのですが、他とのバランスが悪く、普通に中品をのほうが良かったのでは。おそらく、対にして見せたかったのでしょう。 以下、男性軍を何人か紹介します。 ↑:左側、野本醇。「残光」、油彩・キャンバス、2007年、91×72.7cm。 不思議な絵です。野本さんは伊達に、私設ギャラリーを開設していると聞きます。一度、是非行かねばと思っています。 右側、谷口一芳。「愁色」、油彩・キャンバス、2006年、72.7×90.9cm。 大ベテラン、谷口・フクロウです。この会をフクロウが守護神のように見守っています。 ↑:左側、坂口清一。「遠い季節」、アクリル・キャンバス、2007年、116.7×91cm。 右側:志津照男。「木霊(こだま)」、アクリル・板、91・0×72.0cm。 ↑;左側、羽山雅愉。「黄昏・小樽」、油彩・キャンバス、2006年、72.8×91cm。 右側、木滑邦夫。「朝霧」、油彩・キャンバス、2007年、80.3×116.7cm。 現在、この展示会場で個展をされている作家です。「麗彩会の作家たち・11ー木滑邦夫展、9月27日~10月28日」。以下案内文より、-「叙情詩的な情景を醸し出す作品を多く描く木滑展」 ↑:左側、田丸公記。「庭の花・B」、油彩・キャンバス、2006年、91×116.7cm。 僕は田丸さんの裸婦の大作よりも、こういう絵のほうが好きです。裸婦を静的構成的にただあっさりと描いています。裸婦という画題を利用して、絵画的何かを追求されてのことだと思います。とても成功している、あるいは見ていて何かを感じるとも思えません。ですが、画家は画家として何かに拘っているのでしょうね。もう少し、見せるという要素もあってもいいと思うのですが、仕方が無いのでしょうね。 次回の企画展作家です。「麗彩会の作家たち・12-田丸公記展。11月1日~12月2日」。以下、案内文よりー「抽象と造形的な要素が表現された田丸展」 右側、渡辺嘉之。「敗戦のある浜」、油彩・キャンバス、2007年、72.7×60.7cm。
by sakaidoori
| 2007-10-06 01:24
| ☆(倶知安)小川原美術館
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アバウト
丸島 均。札幌を中心に美術ギャラリーの感想記、&雑記・紹介。写真は「平間理彩(藤女子大学写真部OG) 『熱帯夜』組作品の一点」。巡回展「それぞれの海.~」出品作品。2018.8.30記。2577)に説明有り。 by sakaidoori カレンダー
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