栄通記

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2007年 09月 26日

323)時計台 「鈴木なお子・個展」・木版画 9月24日(月)~9月29日(土)

○ 鈴木なお子 木版画展

 会場:時計台ギャラリー 3階EF室
    北1西3 札幌時計台文化会館・中通り南向き
    電話(011)241-1831
 会期:2007年9月24日(月)~9月29日(土)
 時間:10:00~18:00 (最終日17:00まで)


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 猫、猫、猫、猫だらけ。白、黒のはっきりした木版画に猫が這い回っている。

 ただ猫達だけの作品、ゆっくりとした小川のような闊歩猫。記念写真のように動きを止め、大きさと体の向きだけで自分を主張している猫達。
 猫だけでは彼等も可愛そうだ、見る人も退屈するだろう、それに画家の主張も不十分だ。いろんな小道具が作家の世界を広げていく。誕生プレゼントの前でお澄まししている猫、この猫は作者本人だね。こんな誕生日を夢見る鈴木なお子・ネコ。僕は男だから可愛さ以上の興味は湧かないが、女性の心理には響くものがあるだろう。僕の方はビールに遊ぶ「ネコ&ビール缶絵巻」が好きだ。カップラーメンのも良いが、そんなに食べれないからビールの方が数段良い。愛用「クラシック」は隅の方に小さく、高値の「エビス」は堂々と目立つところにある。発泡酒も多くて気に入らないが、貧乏猫だろう、仕方が無い。「書」に励む「ネコ・寺小屋風情」も大好きな絵だ。栄通の知性と教養に訴えかける。

 きっと鈴木さんは画狂人・北斎や若冲に多大な興味があるだろう。他の画題・表現様式から判断して、日本美・江戸の美学(粋)への関心がうかがえる。そして日本人好みの「ネコ」が画題だ。こういう作家はトコトン画題や様式におもねって、極端を鈴木流・極端ににまで押し上げて、今様式を確立してもらいたい。

 ことさら笑っている猫はいない。怒った猫もいない。個性的な猫がいるわけではない。輪郭のまろやかさ、白・黒のメリハリ、デザイン的な装飾性、絵画的な造形空間、会場全体が包まれて優しさと夢の拡がる展覧会だ。


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by sakaidoori | 2007-09-26 12:11 |    (時計台)


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