栄通記

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2007年 08月 14日

295)モエレ沼公園・ガラスのピラミッド内 「藤谷康晴ライブ・ドローイング」・終了8月12日(日)

○ 藤谷康晴ライブ・ドローイング
   ー踏み越えろ!解放しろ!-

 会場:モエレ沼公園・ガラスのピラミッド内アトリウム2(2F)
   東区モエレ沼公園1-1
   電話(790)1231
 日時:2007年8月12日(日)
    13:00~17:00

※4時間の中で搬入搬出まで行うドローイングのライブです

 会場には午後2時前から5時までいた。

 2階のくり抜き広場でのライブだ。太陽燦々、ガラス越しに光を浴び、青空一杯の下での落書きライブだ。古代ローマのコロシアム、格闘場を砂場にして、一人悶々と線を引いていくだけだ。

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 既に始まっていた。中央に赤線を残し、白を引いていく。クレヨンだと思う、何かに挟んで、描くというより腕の動きを黒地に残すように引いていく。クレヨンの先っぽが無くなったら、せわしなく先っぽを調整して、中断がもどかしい風情で、急いでゆっくりぐるぐる引いていく、描いていく。白は使い切った、次は赤だ。大理石風の地べたはゴワゴワしていてデコボコだ。強く線を引くとまだら模様の線として浮き出てくる。白の世界が赤の強い世界に変わっていく。まだまだ時間がある。這いつくばるスニーカーがピンク色に染まっていく。最後まで赤で勝負するのかなと思いきや、赤は終わり。砂場に描いた落書きを両手でぐちゃぐちゃにするようにして消していく。
 仕切りなおして再スタートだ。黒の油性マジックだ。黒地に残った白や赤の線をいとおしむように、線に絡めて黒模様を描いていく。その後は描かれた模様に付かずはなれず、自由に線を描いていく。午後4時過ぎ、時計の鐘の音を合図にライブは終了。

 ・・・舞台の上からリズミカルにステップを踏んでは見下ろして・・・最後の作業に取り掛かった。白のスプレーを取り出して、作品にお化粧をするように振り掛けていく。シンナーの匂いはするが、さほど作品に色が乗ったとは思えない、今日一日の行為を閉じ込める儀式、作家自身のけじめとしての作業。


 今回は描く人、見る人という役割が明快で芝居を見ているようだった。このピラミッドの建物は2階以上に行く時は必ず藤谷・ライブを見なければならない。しかも、場所の構造上、階段を使ってでもエレベーターでも突然に別の世界を見ることになるのだ。興味の湧いた人は適当に座を構えて見ることになる。何人かは知らずに作品をまたいで歩いて行った。それが見ていて可笑しくて可笑しくて、一つの時空に異質なものが飛び込んできて、違和感無く別々に収まってしまう。誰も注意することなく進行していくのだ。演劇の無礼講が、美術と親和性を強めた時間だった。

 藤谷君は黙々と描いていく。僕は一度外に出て、温室のような室内を覗いた。日陰の面から覗いた。そよ風が肌に触れ、陽はさえぎられて心地良い。中にいると藤谷君と一体感を持って見る事が出来る。しかし、外からの景色は余りに寂しかった。一人の青年が箱の底で、ただただ一人で闘っていた。中は人工的な架空な空間で、そこにいると人と人の目に見えない息吹を感じるのだが、ガラス越しの世界はどこか空ろで、ただただ青年の孤独が伝わってくるばかりだった。

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by sakaidoori | 2007-08-14 16:50 | ☆モエレ沼公園


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