栄通記

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2007年 08月 09日

287) 門馬 「合田尚美展」・インスタレーション 8月7日(火)~8月12日(日)

○ 合田尚美展  #5

 会場:中央区旭ヶ丘2丁目3-38
     門馬 ANNEX・バス停旭ヶ丘高校前近く 
     電話(562)1055
 会期:2007年8月7日(火)~8月12日(日)
 時間:11:00~17:00

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 1967年 札幌生まれ
 2003年~ 続けて門馬ギャラリーでインスタレーション的個展。今年で5回目。現在新道展会友。札幌在住。


 可愛くて、可笑しくて、顔が緩んで笑ってしまった。

 写真でもわかるように、小さなビニール袋にゼリー状のもの(プライム)を入れて、着色して、ポンと入れて並べたもの。通路一杯に二輪の花。ピンク色とだいだい色。その数およそ800個。1000個ほど作ったので、もし誰かが踏んで壊しても大丈夫、予備はあるのだ。作者には聞きもしないが、もし誰かが踏んだならば、「靴、大丈夫ですか?」と、見る人をきずかって、お詫びの言葉を送るかもしれない。インスタレーションとはそういうものだ。作品を神聖化してはいけない。触らんばかりに近づいて、可笑しかったら笑ってあげよう。

 合田さんが同じ袋に葉っぱとか、植物を入れて、繋いでぶら下げていたのを知っていた。立体的に多面的に表現しようとするする気持ちはわかるのだが、命を封じ込めるようで、標本的になりがちな展示だという意識だった。今展はぜんぜん違う。袋の一つ一つに対する慈しみというのか、愛情表現が自然な感じで、その組み合わせの花のあっけらかんとした生命表現が遊び心満天だ。自分の表現を見つめなおして、新たな出発の展覧会のようだった。
 僕は小船が好きです。小泊にたゆたゆしく浮かぶ小船、合田袋がそんな小船にも見えるのです。しかし、これがぜんぜん孤愁の雰囲気がない。個なのだがもったいぶった憂いがない。長く見ていると、やんちゃ坊主の粋な振る舞いにも見える。こんな小船も良いものだ。


 そうは言っても踏まないように、白い床をまたぎ続けよう。
 僕が行った時、作家は床にうずくまって磨いていた。雨の土足で汚れた床を一所懸命に掃除をしていた。白光する床に変えていた。自分の子供のような袋達を置いて、晴れがましい綺麗なオベベを着せるように床を服にしていた。お客さんにも、もっともっと幸せな気分で見てもらいたいのだろう。着せ替え人形のような合田・袋、夢見る袋達よ。

by sakaidoori | 2007-08-09 11:53 | 門馬・ANNEX


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