栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2007年 08月 06日

284) コンチネンタル 「今泉東子・中里麻沙子 2人展」・油彩 (終了)7・31~8・5(日)

○ 今泉東子・中里麻沙子 2人展
    「木は鳥を見ている」

 会場:コンチネンタル・ギャラリー
    南1西11 コンチネンタルビルB1F・東向き
    電話(011)221-0488
 会期:2007年7月31日~8月5日(日)
 時間:10:00~18:00(最終日は17:00まで)

※今泉東子
 1984年3月生まれ。伊達市出身。
   教育大学大学院西洋画専攻1年目

※中里麻沙子
 1985年7月生まれ。札幌市在住。
   教育大学美術科油彩専攻3年目

 共に薄塗りで年齢の近い女子学生。一見似ているが、全然違う絵だ。今泉さんは風景を出発にして、風景と自分との対話といった感じ。中里さんは心象を中心にして、絵画表現に悶々としているという印象です。

284) コンチネンタル 「今泉東子・中里麻沙子 2人展」・油彩 (終了)7・31~8・5(日) _f0126829_121355100.jpg
284) コンチネンタル 「今泉東子・中里麻沙子 2人展」・油彩 (終了)7・31~8・5(日) _f0126829_12152721.jpg

 今泉さん。上の作品、ひときわ大きい風景画です。「それでも変わらずにみえるもの」(油彩・1300×2270)。大きい作品です。大きければ良いのかと問われれば、大きいから成功した作品だと思う。若い人には珍しく、彼女は風景を絵の起点にしているようだ。それは見て、感じて、振舞って、一体化したい対象のようだ。何が風景が彼女の心を掴んだか、それはわからない。彼女の場合は写実風から心象、抽象風へと向かうかも知れない。進んで、風景的な残滓が無くなるかもしれない。先のことはわからない。だから、これからも描き続けてもらいたいし、見続ける甲斐があるというものだ。
 中央よりやや低めに水平線があり、山並みらしい具象性は消え、空は七色なし、海は輝いている。素直な絵だ。若く瑞々しく健康的だ。女性的な夏の海だ。

284) コンチネンタル 「今泉東子・中里麻沙子 2人展」・油彩 (終了)7・31~8・5(日) _f0126829_12342446.jpg
284) コンチネンタル 「今泉東子・中里麻沙子 2人展」・油彩 (終了)7・31~8・5(日) _f0126829_12364386.jpg
 ↑:左側、上「もものゆめ」・200×200 2枚、下「いつかの風景」・250×390 2枚。
右側、


284) コンチネンタル 「今泉東子・中里麻沙子 2人展」・油彩 (終了)7・31~8・5(日) _f0126829_135496.jpg
284) コンチネンタル 「今泉東子・中里麻沙子 2人展」・油彩 (終了)7・31~8・5(日) _f0126829_13131636.jpg

284) コンチネンタル 「今泉東子・中里麻沙子 2人展」・油彩 (終了)7・31~8・5(日) _f0126829_13114112.jpg
284) コンチネンタル 「今泉東子・中里麻沙子 2人展」・油彩 (終了)7・31~8・5(日) _f0126829_13141285.jpg
 中里さん。えびちゃ色を基本にした絵画。心象風、あるいは気持ちを線・塊で書き殴ったような絵だ。風景に語りかけるようなタイトルがほとんどだ。しかしこれらの絵の大半は先輩(笠間君)の絵画表現様式に強く影響されていると判断した。影響されるのは構わないし画学生時代は当然だと思う。先輩の求める方向はよくわからないが、理論的かつ絵画様式の模索の一環だと理解している。気にかけて見ている。中里さんは彼の追及している絵画様式を自分のイメージの表現手段にしているようだ。僕にはこの方法論があってるとは思わなかった。つまり、若い悶々とした形定まらないイメージを安易に表現手段を借りたようにみえた。無理して視覚化しようとしているようだ。絵とは難しい。不定形ではダメなのだ。たとえ何が描いているかわからなくても、形あるものにしなければならないのだ。僕はその矛盾にもがいている姿を中里絵画に見た。2人展であっても彼女の発表せざるを得ない気持ちが伝わってきた。

284) コンチネンタル 「今泉東子・中里麻沙子 2人展」・油彩 (終了)7・31~8・5(日) _f0126829_13224622.jpg ←すべて小品で、「思い出した」。他の作品と違って、素直な絵で、気持ち良くみれました。

 写真作品と合わせてタイトルを表示できなくてすいません。タイトル名だけ全て記します。「遠くへ行こう」・P150。「風の強い日」・F150・F150(上の写真で横に並んだ2作品です)。「おいて行く」・P100。

(表題については後で書くかも知れません。)

by sakaidoori | 2007-08-06 12:11 | コンチネンタル


<< 285)ミヤシタ 「カワシマ ...      283) 短歌 菱川善夫選「物... >>