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栄通記

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2007年 08月 02日

280) af 「吉田玲(あきら) 銅版画展」 終了(7月21日~28日)

○ 吉田玲(あきら) 銅版画展

 会場:アリアンス・フランセーズ
   南2西5 南2西5ビル2F・入り口は西向き
    電話(011)261-2771  
 会期:2007年7月21日~7月28日(土)
 休み:日曜
 時間:11:00~18:00 (土曜日は18:00まで)


 1974年札幌生まれ
 1996年大谷短期大学美術専攻科修了
 1999年渡仏
     現在フランス在住

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 配られているDMは強烈な赤が主体で激しいイメージだった。やはり見に行かないとわからないものだ。カラフルで楽しい気分を味わってきた。早めに行って紹介できなくて、作家には失礼なことをしてしまった。

 版画作品で1版多色刷り。多色ですが写真で見てもわかるように中心になる色を定めて、一作ごとに変化させています。僕にはシャボン玉か水玉が壁で踊っているようにみえた。図柄は水玉模様ではありません。画面が円い球体のように膨らんで見えて、表面にシナプスのような模様が手を取り合い舞っているのです。その模様が二重三重に立体的に構成されています。それらが七色になって華やいでいるのです。作家はフランス在住とのこと、おそらくかの地の人は日本の屏風画を見る思いでしょう。もしかしたら、余白の白い空間処理にも日本美を感じているかもしれません。僕には屏風画や日本美にことさら深い思いはありません。逆に、非デザイン的仕上がりのカラフルさにフランス的シャンパン絵画を連想しました。画面の盛り上がり感にヨーロッパの豊満さに思いを馳せました。

by sakaidoori | 2007-08-02 22:51 | af


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