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栄通記

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2007年 07月 09日

253) 月寒・八紘学園と菖蒲園


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 ご近所(白石区栄通周辺)八景の一つに、八紘学園の菖蒲園がある。今日から開園で7月の15日(日)までだ。もっとも、菖蒲の時期に関係なく機会があれば訪れている。この時期は入園するのに300円必要なのだが、裏口というか東北通り、あるいはあやめの中学校の脇道から入っていくので無断入園していることになる。

 菖蒲は八紘学園の実習畑地敷地内に咲いている。そこはラウネナイ川が貫通していて、月寒川に合流し、東北通を貫流している。少し誇張した表現だ。ラウネナイ川、月寒川といっても本当に小川で大きな生活排水溝と間違われそうだ。近くにモツキサップ川が流れているから、昔の月寒川はもっと立派な川だったかもしれない。(月寒川はツキサップ川。モ=小さい意だから、モツキサップ川は小さいツキサップ川。ツキサップ→チ・キ・サ・ニ=赤だも、ハルニレの意か。この辺りはハルニレの群生地ということだろう。アイヌはハルニレをこすって火を熾すのに使ったので特別に命名したのかもしれない。)ラウネナイ川も不思議な名前で道内の処々に同じ名前の川があるが原義は確定できていないようだ。現象的には小さい川であるらしい。しかし、身の回りに意味不明な地川名があるということは実に愉快なことである。アイヌ語とはなんだろう、という問題意識は古き時代を突き抜けて今を問う問題意識を育てる。

 川や菖蒲などの写真紹介をします。

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 ↑:左側、手前が月寒川で本流は右のほうから曲がって入ってきていて、細く突き刺すように入ってきているのがラウネナイ川。右の写真が菖蒲園に続くラウネナイ川。いつの頃かわからないが、川を整備して真っ直ぐにしたのだろう。おかげで川としては情けないものになったが、やはり川として残っている姿に古(いにしえ)を想い浮かべ、面はゆい喜びにひたれる。

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 ↑:右側、遠くに見えるのが藻岩山。(モ=小さい、小さい山。元も、本当は今の円山が藻岩山と言われていたようだ。時の流れの中で起こる、名前の交換現象である。どういう訳だか、以外に例が多いようだ。)藻岩山の見える一角だけが防風林を植えてはいない。右側に共進会場の遠景が立ち木の間から垣間見える。

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 ↑:敷地内の忍ばずの池のようなところに咲いていたスイレン。立派な葉とともに沢山咲いている。

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 ↑:実習敷地内の二種類の小麦。


 読み返してみると、菖蒲の話しが少なかったようです。要するに今からが見ごろです。おそらくテレビにも宣伝されると思います。こちらのほうに来られたら、立ち寄ってはいかがでしょうか。入園料は300円です。僕達夫婦は脇道から無断入園したので無料?申し訳ないので敷地内のジンギスカンクラブで450円のジョッキーを飲んできました。253) 月寒・八紘学園と菖蒲園_f0126829_23312032.jpg

by sakaidoori | 2007-07-09 22:46 | ◎ 風景


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