栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2007年 07月 06日

248) 時計台 「香西富士夫個展」・油彩 ~7月7日まで)

○ 香西富士夫個展

 会場:時計台ギャラリー 2階A室
    北1西3 札幌時計台文化会館・中通り南向き
    電話(011)241-1831
 会期:2007年7月2日(月)~7月7日(土)
 時間:10:00~18:00 (最終日17:00まで)

248) 時計台 「香西富士夫個展」・油彩 ~7月7日まで)_f0126829_1258852.jpg


248) 時計台 「香西富士夫個展」・油彩 ~7月7日まで)_f0126829_12592921.jpg248) 時計台 「香西富士夫個展」・油彩 ~7月7日まで)_f0126829_1301847.jpg











248) 時計台 「香西富士夫個展」・油彩 ~7月7日まで)_f0126829_1311164.jpg248) 時計台 「香西富士夫個展」・油彩 ~7月7日まで)_f0126829_1315793.jpg












 (今週の展覧会です。紹介は後ほど。)

  「ユーモア画」だ。
 西村絵画がデザインに付かず離れず浮遊している。香西絵画はイラストに限りなき近づき、「イラスト君、僕ほど君は可笑しいかい?」とピョンピョン跳ねながらつぶやいているようだ、古里の絵画には「僕の絵は戦っていないな~。ゴメン、ゴメン」と冷や汗をかきながら言い訳しながら、それでも見る人を笑わせにうろつき廻っているようだ。

 (絵画が美術・思想のトップ・ランナーという逆三角形の高台から降りてしまった。日本人の誰でもが参加可能になった。表現力に技術的側面があるから、その修得・開拓は大事なことである。だが、匠を極めようという職人気質を無視すれば、個々人の表現したい思いが最有力の時代になった。もはやジャンルは問うところではないだろう。「現代美術」とて「現在美術」の一つとしてしか見ていない。中心点の何たるかは今は語らない。その中心点から、あたかも扇状にジャンル、技法、様式、時空が放射している。蜘蛛の巣のように互いが結ばれたり切れたり断絶があったり、参加する人間も多種多様、表に出ることの少なかった女性陣が優しい顔をしながらドーンと一角を占めている。男性人を排除してというより、退席した彼らの空間を気づけばしっかりと占有したという感じだ。キャリア・ウーマンのように男性と勝負して勝った女性はそれほど怖くない。男を無視して歩む女性達・・・。)

 狂言の太郎冠者のような男達だ。タイトルは全て「会話・○ん」。○の部分に平仮名を入れれば、四十以上の会話絵巻が出来上がることになる。ショッキングな輝きではないが、青が、ピンクが目に焼きつく。一旦沈んで、新たにこちらに向かってくる色だ。この色と誇張された面相がすべてと言っていい。漫画と見られるのが不安なのか、目元に余韻を漂わせるように斑点模様をあしらっている。今展の人物達は「会話シリーズ」ということで、何やら泡を吹いている。泡か言葉か息吹か・・・。

 絵の前に人が立つと絵が生き生きと見える。もし恋人同士なら絵を笑い飛ばして二人の時間を濃いいものにしたらいい。人生の道具立てでこれほど無益で愉快なものはない。

by sakaidoori | 2007-07-06 13:21 |    (時計台)


<< 249) 時計台 「新出りヱ子...      247) 時計台 「西村一夫個... >>