栄通記

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2007年 06月 14日

220) さいとう 「木村藤個展」・人形 ~6月17日(日)まで

○ 木村藤 創作和紙人形展

  会場:さいとうギャラリー
     南1西3 ラ・ガレリア5F室
     電話(011)222-3698
 会期:平成19年6月12日(火)~6月17日(日)
 時間10:30~18:30最終日は17:00) 注意:時間は目安にしてください。

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 創作和紙人形「藤の会」の家元・木村藤さんの個展。
 今展を覆っている精神は「遊び心」だ。80歳を過ぎたとはいえ、制作技量に衰えはないであろう。だが、その匠の技を鑑賞者に気付かせるというよりも、人形達に老いても変わらぬ木村・物語の世界を手にとって見せることが狙いだ。山水画のような男が大根をおんぶしている。無論、この大根は女だ。赤裸々な女を作ってもいいのだが、それでは性を笑って吹っ飛ばす世界が生まれない。カッパに現代の若い男女の風俗を仮託している。裸の男女の遊びはちっとも面白くない。男女の仲はエロスが接着剤だが、それだけでは人生は面白くない。裸であること、皮膚と皮膚との触れ合い、そこに喜怒哀楽が生まれる。ヒューマンな笑顔よりも、屈託のない笑顔を木村さんは愛するようだ。大人の雰囲気を湛えた女性の人形がある。歌舞伎の「夜叉が池(?)」と説明してくれた。黒髪長く、無表情なうらなり顔・・・他にも舞台の一齣を浮き彫りにした人形達がいる。それらは人の心のありようと捉えてもいいが、むしろ演技された表情に対する、物語作家・木村さんの多大な関心、写実による再生と見たい。役者を作ることによって、自分の中の物語作りの養分にしているのかもしれない。

 ざっくばらんな人形達に一気に永年の匠を封じ込めた作品がある。一番上に写真紹介した人物群だ。クラフト紙の無地の世界。大地の一枚の紙はノリで覆われ、固まる前に一気に造作され、人形の世界の何たるかを限定させている。皺と丸みによって演出された家族愛、兄弟愛・・・木村さんは人間が大好きなのだろう。「人生色々ある。色々あった。夢見て形あるものをつくり、人生も夢見て、明日の糧にしよう」

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by sakaidoori | 2007-06-14 16:24 | さいとう


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