今日、夜の梅見に行った。
白梅は満開、紅梅は五分咲きと入り口付近に開花状況が書いてあった。公園内の売店辺りがライトアップされていて、その辺りが一番咲いていた。あれが白梅で満開ということだろう。つぼみの数が少なくて満開というには寂しい感じだった。初めて夜に見に行ったが、お客さんもかなりいて、さすが札幌だと思った。火の使用は禁止なので、焼肉の臭いや酔客もいなくて健全な花見だ。この辺りは市内では寒いほうなのだが、今日は風も無く穏やかで、限られた場所しか梅は楽しめなかったが、目出度き夜の一時を過ごした。
林の中の風の当たりにくい、窪んだ所に植えられている。年々立派に成長していて、上からの眺めは梅がうねって咲いているように見えて、なかなか他では見れないであろう。梅を育てている札幌市民から頂いて植え替えしたと聞いている。窪地の梅は問題があっても、まずまず成長できたから幸せな方だ。ここから下に降っていくと高速道路の近くに出るのだが、その辺りにも広々と整理して梅を植えていた。しかし、風が強く、結局は育たず全滅してしまった。坂を下りきった辺りに申し訳なさそうに育ちの悪い梅が一塊になって植えられていて、かつての名残を残している。そこは若干、風を避けることができた処だから、生き残ったのだ。僕は植林のことは詳しくはないが、梅が風の強くて寒いところに、上手く根付いて咲くことが出来るのかどうか、前もってわからないものだろうか。かなりのお金と手間と時間が全く無駄になってしまった。梅にもかわいそうなことをしたものだ。