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2007年 04月 08日
○ 第39回 北海道魚拓展 会場:札幌市民ギャラリー、1F南2東6 電話(011)271-5471 会期:4月3日~4月8日(日) 時間:10:00~18:00 毎年開かれていて、カレンダー欲しさに顔を出している。車も駐禁で落ち着かないのだが、ついつい魅入ってしまう。 ![]() ![]() 話は戻って、「直説法」とは魚に直接色を塗って写し取る事です。魚拓本来の目的であり、釣った魚の大きさなどを自慢したい、記録に残したいということです。記録重視ですから、黒色が主流です。墨ではなくポスターカラーを使う。おそらく日本だけの表現様式だろう。「今、釣った」という、力強い ![]() ![]() 「間接法」とは魚に紙(支持体)を張って、その上から印泥(油性)の色を付けたタンポで、ぽんぽんと優しく叩きながら色付けをしていくのだ。魚は生である必要はない。というか、腐るから生であってはいけないのだ。なんとホルマリン漬けで保存している魚を使うのだ。魚の美しさを時間をかけて色付けしていく。たまたま質問した関係者は黒澤友義(源一郎)さんという方で、この世界の第一人者ということだ。氏の場合はこのホルマリン漬け魚を千体単位で所有しているという。地下の保存庫に並んでいるという。登別在住の方で、そちらに行く楽しみが増えてしまった。将来、その医療研究室のようなホルマリン魚を写真紹介したい。黒澤さんはかなりの年配だが、ニコニコしながら説明してくれる。傍に若い方が補足説明をしてくれる。名前をうかがうのを忘れてしまった。仮にx氏と呼ばさせてもらおう。x氏は黒澤さんの弟子で、40年の関係だ。x氏「魚拓は目を写しません。最後に肉筆で 目を書くのです。光の当たっている白い部分がセールス・ポイントです。技量、表現力の差は目にはっきりと表れます。個々の魚の生き生きさ、群れの動きの流動感は目の表現で全然変わってきます。」・・「魚拓は何処が盛んなのですか?」x氏「北海道だと思います。この会は40年近く継続して活動をしています。アマチュア集団です。お互いの技術の研鑽と公開を前提に運営しています。ここから、プロとして独立する人もいますが、その人たちは、なかなかその時点以上の技術の向上が少ないのです。我々は日進月歩で進んでいます。彼らは我々のレベルに追いつけなくなって、プロとしての存在が難しくなるのです。そういう意味で北海道には魚拓のプロが育ちにくいですね。テレビでも趣味の講座に魚拓が扱われることがあります。ところが彼らの講義を真に受けて実践すると、出来ない場合があるのです。つまり、技術的に大事なところは隠しているのですね。なぜだか解りますか?・・」x氏の話はよどみがない。非常に理路整然として解り易い。魚拓への信頼と愛情、たずさわる者としての自負があるのだろう。今展では忙しくて出品できなかったとの事。「だめっしょ!」と言う言葉に始めての笑われた。照れていた。面白いお話だった。魚拓の間接技法は画題が本物の魚である事を問わない。何でも出来るのだ。醤油の入っていた小さい魚の入れ物や貝殻や・・石でも手のひらでも何でもいいのだ。黒澤さんはいろんな画題と画材一式を携えて、魚拓の普及活動に努められている。本当に楽しくて仕方がないご様子だ。 ![]() ![]() ![]() ところで、前回は版画の鳴海君を紹介した。小樽美術館では版画の可能性を追求した一原有徳展が開かれている。近美常設展2階では近代版画をダイジェスト的に展示している。岡部昌生氏がヴェネチア国際展で版=フロッタージュを携えて出品する。北海道の現在の版画の活動状況はどうなっているのだろう。
by sakaidoori
| 2007-04-08 14:24
| 市民ギャラリー
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アバウト
![]() 丸島 均。札幌を中心に美術ギャラリーの感想記、&雑記・紹介。写真は「平間理彩(藤女子大学写真部OG) 『熱帯夜』組作品の一点」。巡回展「それぞれの海.~」出品作品。2018.8.30記。2577)に説明有り。 by sakaidoori カレンダー
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