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栄通記

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2007年 03月 12日

97) 予告 テンポラリー「齋藤周 絵画個展とライブ」 ~3月25日まで

○ 齋藤 周個展  「3月の次から」

97) 予告 テンポラリー「齋藤周 絵画個展とライブ」 ~3月25日まで_f0126829_1142378.jpg
 場所:テンポラリー スペース
     北16西5 斜め通・西向き
     電話(011)737-5503
 期間:3月13日(火)~3月25日(日)
 時間:11:00~19:00
 
 絵画ライブ:上記の場所、時間にて3月2517日(土)絵画ライブを行います。
 正式名称や方法は定かには聞いていませんが、1日かけてギャラリー壁に何かを描くのでしょう。(展示の様子をみてきたので、コメントを後で書きます)

 幸いにも日没前にテンポラリーに寄ることができた。
 木の床にパズルの部品のように20cm位の作品を並べ、一段低い入り口から正面の白い壁をキャンバスに見立てて、何を飾ろうかとにらめっこをしている。いきなりの訪問に愛想を崩して迎えてくれた。一通り、展示途中の壁を見る。齋藤さんの仕草、埋まる壁の様子をうかがう。やはり、パズルとしかいいようがない。答えのないパズル、何所に何を置いても構わない、でもやっぱりここのほうがベストだろうというパズル遊びのようだ。こんな企画はどうだろう。だれでもいいから2時間ほど時間を与えて、その人の好きなように壁に展示するというのは。1日1作、日替わりの「他人にとっての齋藤ワールド」というのは。写真を一杯撮っておいて、齋藤好みを選んでもらおう。僕も勝手に「栄通賞」を決めよう。

 齋藤さんは優しい人だ。訪問客を無視するようなことはしない。目は壁と作品を見据え、口はお客と対応し、時折こちらを向いては作品と展示の関係を説明してくれる。その時の表情が何とも微笑ましい。四角四面に絵画を見がちな自分へ「肩肘張らずに見てくださいよ。たいしたことしてないですから」と、たしなめられてるみたいだ。
 作品は先日時計台ギャラリーの2人展、「PISTOL 2」で発表していた小品の一部の再掲です。同じ作品だから面白くないというの今回は当てはまりません。もっとも、齋藤作品は同じような作品ばかりだから面白くないといわれれば言葉はありません。それでも関心があるという人にはなかなか興味が尽きないものがあります。僕はその一人です。時計台では比較的に円形、塊で小品を展示していました。今展は部屋一杯に自由にメリハリを付けて「部屋ー作品」、「テンポラリー・オーナー(中森)-齋藤」の、新たな出会い、気付き、確認、出発のような散策のような旅の始まりともいえる個展です。

 これは齋藤さんからのメッセージです。ブログなり新聞記事なり展評を書かれる機会のある方達へ、時計台ギャラリーとの違いにも着目して文章化してもらえると嬉しいですと言っていました。
 

by sakaidoori | 2007-03-12 11:38 | テンポラリー


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