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栄通記

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2007年 02月 20日

66) 時計台 「前川芳恵個展」 ~24日(土)まで

○ 前川 芳恵個展 (油彩画)

 場所:時計台ギャラリー 2階B室
    北1西3 札幌時計台文化会館・仲通り南向き
    電話(011)241-1831
 期間:2月19日~2月24日(土)
 時間:10:00~18:00 (最終日17:00まで)

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 前川芳恵さんは大谷短大の学生です。専攻科美術2年の卒業生です。

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 作品のほとんどは人間の換わりに鳥を画題にして、内面を観察する、えぐるように道具としての生き物のカラクリを透視的に描いています。背景も青い空、白い雲と緑の世界なのですが、緑なす風景はどこか生き物の棲むコスモス的世界を放棄したくなるような崩れた表現になっています。見る人によっては「オドロオドロした世界」「人間を思索した無機物・滅びの世界」と言うかもしれません。だが、何といってもこの鳥達の顔は可愛い。どこ66) 時計台 「前川芳恵個展」 ~24日(土)まで_f0126829_23553934.jpgか憎めないペットのようだ。内面描写としての機械仕立ての内臓も、手のひらに乗せたおもちゃがチャンと動いて、生きて欲しいという作家の願望のように僕には見える。青春とは悩むものだ。実に密度の濃いい自己探求の時間だ。おそらくこれらの描かれた生き物は作家・前川さんの自画像であり願望、自己嘔吐の世界であろう。表現主義的作品だと思う。今年卒業という。自己を描ききる、晒す、吐き出すことによって次の描きたい思いも見えてくるのであろう。おそらく次に彼女の作品を見るときには違った画題になっているかもしれない。画題の変化はあっても、誤魔化すこと無き自己探求、真摯な対象との取り組みを期待しています。

 写真とタイトル名をはっきりメモしてこなかったので、タイトルだけ記しておきます。全て大作です。
 「静かなる場所」「路」「現」「前奏曲」「白昼夢」「いりぐち」「とりかご」「あたたかい部屋」
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by sakaidoori | 2007-02-20 23:55 | 時計台


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