栄通記

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2007年 02月 13日

57) 市民ギャラリー 「道都大学デザイン学科卒業展」 (終了)

○ 第11回道都大学美術部 デザイン学科卒業制作展

 場所:札幌市民ギャラリー、1F
     南2東6
     電話(011)271-5471
 期間:2月6日~2月11日(日)

 (初めにお詫びとお願いを書きます。メモが不備な為、お名前は性だけの方やタイトルと写真の不一致があります。もし関係者の方で非公開コメントでも教えていただけたら訂正します。)
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 シルクスクリーンの中島ゼミが面白い。卒業生が例年より少ない為に1人の出品数が多くて、個々の全容が分りやすい。不備のお詫びに写真だけでも多く紹介したいと思います。中島ゼミだけの紹介になりましたが単なる僕の好みと思ってください。写真の大きさの違いは技術的なことで深い意味はありません。


f0126829_9464634.jpg 上の写真は大山君。左は入り口の柱に独立で展示されていている「食後」、大山君の自信作でもあり僕も好きな作品。彼は最も多い10点の出品。入り口直ぐの横壁を独り占めしています。卒展で量で勝負しようとする意欲に好感をもちます。作品は主に写真を細工して若干の線描を挿入しての版仕上げ。写真と言う版にシルクと言う版を重ねることに他人の批判と自身の負い目を語っていました。線描へのゴマカシさも語っていました。僕は構わないと思う。なんでもありの絵画、目立ちたいという戦略的なものを含めて徹底的にすることのほうが大事だと思う。もし、デッサン力に非力を感じているのなら、今から練習するだけです。作品は『写心』というかその時々の心象をややオーバーに表現しています。チョッとナイーブなくらい青年心理の表現力で突っ込みに欠けますがこだわりを良しとしたい。黒と黄色と緑が好きと言う。それに写真の光の白、好きな色をもっと自信を持って表現してもらいたい。

f0126829_1051167.jpg 関谷(修平?)君。「定められた場所」他6点出品。
写真では全然魅力が伝わりません。心象と解するか、抽象画、デザインと解するか見る人によって楽しみ方は異なると思います。秀作だと思います。シルクには珍しい深みのある色調、バランスを表現していくのかなと思いました。現在は装飾的に全面を描いているが、余白が増えるかもしれない。




f0126829_10144495.jpg 石田君。「砂の上」他6点出品。
 色合いの渋さと形と動きのバランスに好感を持ちました。本人も紫の服を着こなしていて、この色を使いこなす人は美的センスのいい人だなと思う。写真の左側に同じ系統だが、やや賑々しいのが2点並んで最後にこの系列が並んでいた。展示の妙かと思って本人に尋ねてみたら制作順とのこと。かえってリズミ感のある展示順で良かったと思う。



f0126829_10294451.jpg 田中さん。「巻貝姫」他7点出品。
 楽しい絵だ。もっともイラスト的な作家。こういう作品が最低1人はいないと学生展では面白くない。なんといっても自由さが良い。アニメ顔に赤や紫で塗った紫の大きな唇が良い。この唇にほほをチュ-されて違う世界に行って見たいな。もっともっとうるさくても誇張があっても僕は好きだな。





f0126829_12474840.jpg 小菅和成君。「龍で・・す」(メモ不備で不詳)、テキスタイル含めて6点出品。
 なかなか見せる造型だ。昨年の全道展で「並ぶ女の足もとと憂鬱」で入賞しています。石田君のよりももっとおおらかな形で同じような渋い色合い。石田君と比較しましたが、文章にしたら相似的ですが似て非なるものです。






f0126829_1051332.jpg 羽賀さんのシルクとパソコンを使ったテキスタイル作品。「Crystals Flower」と統一タイトル、壁一面に下がっていました。ピンクが女性的ですね。あらためて写真で見るとリズム感に欠けてるみたいですね。少し几帳面さが災いしているみたいです。







f0126829_10583126.jpg 白石君。「ホームレス」他、この2点の出品。
 こういう誇張された作品は定型化が見るものに飽きを生みがちになって作家の精進が問われると思います。誇張表現が嫌味に感じるか、そうせざるをえない作家のぎりぎりの表現なのかが問題なのでしょう。






f0126829_1164431.jpg 岡野さん。4点のタイトルを書きます。「すごくすごく悲しかった日」「わがままな男と女」「コーヒー色のおとこ」「ゆらぐ」。昨年の全道展に「岡野郁子作、『二人の女』」が奨励賞を得ています。多分同人物と思いますが、今展とは違って赤のある誇張表現が目立っていますので、即断を控えます。
 女性心や男女模様やもつれを絵にタイトルに仮託しているみたいです。この茫洋とした形が人であり心模様なのでしょう。薄ブルーというか画面の感触がなんともいえません。名前を覚えておきます。
 (申し訳ありません、あと二人シルク作家がいますが名前不備で省略します。)

 会場風景。
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by sakaidoori | 2007-02-13 11:21 | 市民ギャラリー | Trackback | Comments(0)
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