栄通記

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2007年 02月 05日

43) 市民ギャラリー 「大谷短大卒業+終了展」(終了)

○ 札幌大谷短期大学美術科
        第42回卒業+第40回終了展 
        同時開催:専攻科+美術科1年展

 場所:札幌市民ギャラリー
    南2東6
    電話(011)271-5471
 期間:1月23日~1月28日
 時間:10:00~18:00
 
 1階、2階全部を使った大谷短大の卒業展だ。在校生全員集合だ。230人前後の参加、一人2点の出品もあるから(30人位)、見応えがある。19歳相当から22歳相当の女性である。20歳前後の動向に触れることができた。

 ところで、この大学の美術編成がよく分らなかったが、今展の目録でよくわかった。絵それ自体の話ではないテーマです。

 大谷美術科は短大である。3コースに分かれる。油彩コース、総合造型コース、デザインコース。短大故の悲しさ、1年入学時に各人はコースを決めないといけないようだ。進学時に変更は可能と思うのだが、はっきり分らない。更に卒業後に専攻科2年制を設けて大学相当の資格が得られる。その専攻科の学習コースは短大時代のコースをそのまま踏襲するのだ。分りやすく、今展参加者の学年別、コース別の表を作ってみた。


                  油彩コース 総合造型コース デザインコース 小計
美術科1年(大学1年生に相当)   37名    14名    31名    82名     
美術科2年(大学2年生 〃  )   32      13     29     74
専攻科1年(大学3年生 〃  )   13      12     11     36
専攻科2年(大学4年生 〃  )   10      13     18     41
       
      小計              92       52     89    233(総合計)

 短大終了後、およそ半分そのまま残るようだ。半分は去っていくとも表現できる。同短大の音楽科は大学になったと聞いている。関係者は美術科も大学化を目指していると思うが、この定着率をどう判断しているのだろう。
 総合造形科の専攻科への移行率は高い。このコースの作品・学生は要注意ということだろう。総合造型とは何なのだろう。作品をみて判断するに、何でもしていい美術コースみたいだ。油彩、写真、金属・木工などの立体、版画、映像、作品は無いがテキスタイルでもなんでもいいのだろう。専門性は低いかもしれないが現在の美術を「何でもあり」という前提での教育姿勢に共感を持つ。油彩科が美術の王道、基本、クラシカルなのだろう。日本美術の近代以後の歴史の残滓を思う。デザイン科は現代社会の美術分野の即戦力として期待されているのだろう。
 専攻科終了後研究生として何人か学校に残るようだ。4名の参加を予定していたようだが、2名は不参加。澤口さん、真下さんの2人で、彼女達は近々コンチネンタルで二人展を開く予定と聞いているからそちらのほうに重心があるのだろう。

 年齢による傾向、成長、作品の推移を楽しめた。
 

by sakaidoori | 2007-02-05 23:50 | 市民ギャラリー | Trackback | Comments(2)
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Commented by sichihuku-photo at 2007-02-06 21:35
私も大谷生でした。そして総合造形に鞍がえしたクチです。
水彩やアクリルをしたかったので移りましたが、ほぼマンツーマンで
今考えると本当に贅沢でしたよ。
師は川畑盛邦先生。お元気にしていらっしゃるかなぁ。私はとっても無礼な学生でした…
Commented by sakaidoori at 2007-02-07 00:54
>七福さんへ

 川畑さんは元気だと思います。昨年、時計台で家族3人展をしていました。昔の川端さんの作品はよくしらなくて、こう言うと叱られそうですが、遊び心を含めて自由に絵に取り組んでいるという印象です。とても印象に残る個展でした。
 
 大谷出身で卒業後何年かして、俄然頑張るという人がいますね。興味深いです。


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