栄通記

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2007年 01月 18日

24)エスキス「藤谷康晴展」 1月18日~2月6日(火)

○ 藤谷康晴個展  「路上でお茶を」

24)エスキス「藤谷康晴展」 1月18日~2月6日(火)_f0126829_15493776.jpg  場所:カフェ エスキス
    北1西23-1-1 メゾンドブーケ円山1F・南東角地
    電話(011)615-2334
 期間:1月18日~2月6日(火)
 休み:水曜日
 時間:12:00~24:00 (日・祝日は、~21:00まで)

 初めて作品展示作業に立ち会った。午後5時過ぎから9時過ぎまで。後30分位で終わったであろう。お腹は空いたが、飽きることはなかった。少しは手伝ったが大半は作品を眺めていた。途中で帰ってもよかったのだが、展示作品数を確認しなかったので、終わったと思ったら「次はこれ」、更に「次はこれ」とだらだら居てしまった。まさか壁全部に貼りまくるとは思わなかった。

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 作品は三部構成。
 写真上。繋ぎ作品「殺風景」。昨年テンポラリーで発表したのと同じもの。街中のビル街を書いたもの。人影も無く、作家は肉声を抑えるように定規で四角四面に建物を永遠と描きつづける。四角い枠の中は更に生理を封じ込めるように几帳面にフリーハンドで埋め尽くそうという作家の意思が伝わる。パネル一枚ほど何にも描いていない空間がやけにまぶしい。漫画・イラスト的世界に都会青年のやるせなさを思う。太陽がまぶしいのだ。

 藤谷君は昨年1月にユリイカで初個展をした。人のいない個室を漫画的に描いて、甘い孤独感を表現していたと思う。この作品はそれまでの甘さから抜け出し始めた、社会性をもはらんだ記念的作品だと思う。以後、機械的表現と表現主義的なものとのせめぎあいで作品が作られることになる。

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 上、新作の「壁」。その両者のせめぎ会いの場だ。
 左側の等身大であろう写実的なマンホールと、右側の心象スケッチの張り合わせ群の2組1対の「壁」。この作品は極々近くからも見てもらいたい。フリーハンドの線描の妙を味わって欲しい。一見写真のようなマンホールの模様の怪しげさ、スケッチ群の一枚一枚の違いとやはり怪しげなムード。上のほうに貼ってあるぼやけた作品はどうやって描いたのだろう。尋ねるとフフフッと笑って教えてくれない。一年足らずでこんなに上手くなるのか、自信が笑みとなって還ってくる。

24)エスキス「藤谷康晴展」 1月18日~2月6日(火)_f0126829_15452323.jpg ここは喫茶店だから鑑賞には不便な点がある。その代わりに展示に面白い場がある。トイレ前の半間の空間を使った作品。両壁を使って「エロチック住宅街」。写真は電信柱をつなげたもの。反対側には几帳面な四角い小窓に紅蓮の炎を描いている。窓の開け具合の違う4作品。

 僕は喫茶画廊をお客の呼び込みの為の作品装飾ぐらいの認識しか持っていなかった。陳謝します。オーナー中川洋史さんはたんたんとして、決して出しゃばらずに長い長い取り付け作業を余裕をもって拘わっている。
会期中にもう一度いくと思う。その時に、今までのエスキス発表者を調べて、許可が頂けたらこの場に掲載したいと思います。

by sakaidoori | 2007-01-18 15:44 | (カフェ)エスキス


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