栄通記

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2007年 01月 17日

23)さいとう「水戸麻記子絵画展」 ~21日まで

○ MITORAMA 13 夜と朝  水戸麻記子絵画展
 
 場所:さいとうギャラリー
     南1西3 ラ・ガレリア5F
     電話(011)222-3698
 期間:1月16日~21日(日)
 時間10:30~19:00(最終日は17:00)

23)さいとう「水戸麻記子絵画展」 ~21日まで_f0126829_14522675.jpg ミトラマさんこと水戸麻記子さんの絵画個展。
 ミトラマとはミトのワイドに広がるパノラマ世界ということです。左の写真は最新作の「生物兵器(F120)です。どこが生物兵器かは皆さんで想像して楽しんでください。僕は失楽園として楽しみました。ピエロに変した悪魔がりんごならぬ何かの木の実を水戸ビーナスに勧めているのでしょう。水戸ビーナスの異様に大きい手足が好きですね。アンバランスが良い。水戸ワールドの楽しみは「画題」「タイトル」の工夫。画面いっぱいに描きこんで画質感よりも構成に重きを置いているように思えます。僕の不満なのは画題のユーモアに反して、画面が意外におとなしくて安定感があることです。破綻してしまったらどうしようもないのでしょうが、絵そのものからの驚きが少ないのです。綺麗に収まりがちだと思うのです。 そうは云っても、有り体の画題に満足せず、漫画的世界にのめりこんで、自分の絵画世界を追求している姿勢が伝わってきて、好きな作品群です。

23)さいとう「水戸麻記子絵画展」 ~21日まで_f0126829_15311581.jpg

 上、一対の「酒場にて」。この絵はギャラリータピヲに飾りたいですね。オーナー竹田さんもそれとなく追加描き込みをしてもらいたいですね。後ろ向きでもあの白髪三千丈と小柄スタイルで、すぐに判ります。「絵とユーモアとトリック」「絵と酒と煙草と刀と兵器と血」は水戸さんに合っていると思うのです。カボチャ男がにんやりしながら、刀からの血の滴が血の川をつくり、おびただしい屍が笑いながら血まみれに転がり・・・水戸「世紀末」も見たいものです。

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 写真左は「Mr.たんぶりんぐまん」2004?。写真の上からだんだんに古くなります。

 追記:タイトルの「夜と朝」について。アウシュビッツのことを書いた有名な「夜と霧」だか「夜と朝」だかいう本がありました。後で調べます。

 ※「夜と霧―ドイツ強制収容所の体験記録」 (単行本)  V.E.フランクル (著), 霜山 徳爾訳、みすず書房 。新版も出たようです。

by sakaidoori | 2007-01-17 14:50 | さいとう


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