○ 第59回 北海道学生書道展覧会
場所:札幌市民ギャラリー、2F
南2東6
期間:1月5日~1月8日(月)
時間:10:00~17:00 最終日は16:00まで
道内小学1年から高校3年までの書道展。課題、臨書、文芸詞、創作など。特別賞28点、推薦賞50点、特選賞346点の展示。
受付に二人の女子高校生が居た。一通り見た後に声をかけた。「君たちの作品はどれですか?」1人は高校3年生の細川さん。左側の写真の真ん中の臨書。推薦賞。早速質問した。「今回の作品で気をつけた点は?自己採点で良いところは?悪いところは?」屈託無く、キッチリと応えてくれる。「良く書けたと思います。字のバランスも良いと思います。・・・・カスレが少し強すぎたのが欠点ですね」「字の大小、バランスとも良いと思うよ。カスレは貴女が得意というか、好みだからそうなったんではないですか?」「そういう訳ではないですが、やっぱりカスレすぎですね」小柄な女性で、字もコンパクトでキッチリ書いていて、本人の性格が良く出ていると思った。
もう1人は同じ高校の1年生で土肥さん。右側の写真の真ん中で、同じく推薦賞。同じような質問をした。先輩は優しく見つめている。体は大柄だが、1年だからか恥ずかしいと見えてぶっきら棒で真剣である。「『軍』の字が好きだな。でれーと伸びなくて、力強くて」先輩が直ぐに「良かったね」と、言葉を埋める。3人の共通した欠点として、初字が黒々していて失敗という指摘だ。個人的には結字も少しぞんざいな気がする。力強く楽しい字だ。
いろいろ高校生に話したといって、僕が書に詳しいわけではない。教わるところもあって、楽しい会話をした。相手に聞いて書の楽しみを勉強中である。