栄通記

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2018年 09月 17日

2601) ②「小樽・鉄路・写真展 18th 2018」 小樽旧手宮線跡地 9月3日(月)~9月17日(月・祝)  

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小樽・鉄路・写真展 
18th 2018



 会場:小樽旧手宮線跡地
   小樽市色内2丁目マリンホール裏

 会期:2018年9月3日(月)~9月17日(月・祝)
 時間:24時間屋外展示、当然無休。
     (最終日は~17:00まで。)

 主催:小樽・鉄路・写真展実行委員会
 協賛:(有)石崎電気商会、PRO SHOPカメラの川田
 問い合わせ:岩浪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(9.15 土)


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上の写真は通行人がいますが、地震の影響だと思います、観光客が少なく感じました。

以下、個別作品を掲載します。
(以下、敬称は省略させていただきます。)



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   ↑:平間理彩


これは通行面。裏側にも作品はあります。
モノクロです。平間理彩は丸島企画・(通称)「海展」にはカラーで参加している。そういうわけかどうかは知りませんが、手焼き白黒・板張りでバシッと決めた!そんな感じだ。
少し、間隔が空きすぎで間延びした展示に見える。展示は肉親にしてもらったそうです。本人の指定した展示だとは思うが、もし本人が現場作業をしたら変更があったかもしれない。

真っ昼間に、煌々とした明かりの下、白黒が・・・しかも小振りで素直な居住まいは、場違いのような不思議な違和感を感じた。特異な存在感を発揮しているというべきだろう。地味な作品だが、平間理彩の好調さを感じる。


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表面の作品を、通行順に全て載せました。
真っ暗の夜の海を明るい昼間に見る思い。極力、激しさとか、静寂とか、極端さを避けて淡々と海の辺りの表の風景を撮っている。「何か」を見せたい思いをグッとこらえて、ただただ風景という皮膚をなぞるように、距離を置いて見つめている。

裏側もあったと思うのです、撮った写真があるから。すいません、表の印象で裏側のことは忘れてました。
下は裏側の全体像です。表の余韻として眺めてきました。


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   ↑:平間理彩




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   ↑:右側は猪子珠寧。左側は五十嵐(ネーム・キャプションが無いのでお名前はわかりません。)




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   ↑:猪子珠寧(いのこ じゅねい)。


なんとも壮絶な作品になった。「作品になった」とは、こういう結果を発表者が意図していたか不明だからです。
上段の葉っぱの写真、作品の真上にある葉っぱなのですが、虫がウヨウヨしていて、その虫の糞が黄色く下の作品の左側に落ちている!
写真作品は白いドレスを着た首のない麗人。手には花を持っている。容姿は左右反転し首の無いのが怪しげで、「死」を象徴しているよう。その麗人に黄色い虫の糞が断末魔の声のようにして模様を作っている。猪子珠寧版オフェイリアだ。



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   ↑:五十嵐



作品は2枚一組の対構造になっている。表現したいことは「命」だろう。
おそらく、「猪子珠寧+五十嵐」のコラボだと思う。更に、周りの風景とのコラボでもあろう。環境の綠が「生命・永遠」であり、作品が「死・一瞬」、そんな意図を鉄路の傍でたたずむ樹木と草花で表現したかったのだろう。



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   ↑:櫻井麻奈、「memory」。



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「鉄路と傘とスナップとメモリー・・・」いかにも女の子らしい作品だ。傘の中は思いでの一コマ一コマを閉じ込めているのだろうが、そんなことより、この場所に壊れた傘があるだけで「ロマンテック・ガールの傷ついた夏の想い出」だ。
そのことよりも面白いのは、この会場に傘を置くことの意味を考えてしまった。例え飛ばされないように柄を固定しても、もし野晒しで置いていたら、この傘は原型を留めないで粉々になっていたはずだ。だから、この作品は風が強い時は撤去されていたはずだ。
もしかしたら櫻井麻奈は吹き飛ばされるのを前提にしてここに置いたのだろうか?「一夏の想い出!そんなもの、傘と一緒にどっかに飛んでけ-」「飛んだ傘が危ないって!恋は危険なものよ!痛いの痛いの~飛んでけ~」
櫻井麻奈、それほど過激な女(ひと)だろうか?少女コミックのような可愛い顔をしているが・・・。




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この女性も可愛いですね。小樽商科大学の学生です。出品者かと思いきや、近くの会場で「よさこい踊り」の呼び込みビラ配りだ。彼女にもう一度会えると思うと見に行きたかった。が、いろいろ忙しくて、疲れて・・・ゴメン、見に行けなくて!



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   ↑:岩田裕子、「何処へ」。


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この日は陽の光が強かった、作品は蜃気楼のよう、ゆたゆしい生きもののよう・・・そのことが「何処へ」を暗示しているのだろう。

ただ、縦長の2列展示では下着干し場に見えて残念だった。やっぱり4列は欲しい。

それと、左下の顔を隠すカメラ作品、これは丸島の最も嫌いとするところだ。大学写真部作品で見飽きるほど見ている。撮影者あるいはカメラ愛好家にとっては当たり前の写真だろうが、これほどつまらないものは無いと思う。この作品、どうしてもカメラを入れたかったら、カメラを見つめる横顔にすればと思う。



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   ↑:松本敏、「私の好きな札幌の景色」。


自宅からの定点撮影。
当然、似た風景が多い。特に手稲山が目立つ。手稲山には夕陽が落ちる。
アマノジャクの妻は「朝日の頃の手稲山は無いのですか?」
人の良い松本さんは虚を突かれて、ややうろたえ気味。だって、朝陽を背景にした山は撮るが、朝陽の反対側にある山はなかなか撮らないから。

昨年は病院からの定点撮影を出品していた。その時、作品は小さかったので、今回はやや大振りでの参加。そうなんだ、参加して気付き自分の欠点!

さて来年です。今年も課題を見つけたことでしょう。まさか妻を喜ばすために、朝の手稲山シリーズではないでしょう。



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   ↑:ウリュウユウキ



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決して手を抜いた作品ではないのだが・・・決して作品が悪いというのではないのだが・・・周りが少ない参加者だから、今回のウリュウ作品には物足りなさを感じる。
この辺りがグループ展の怖さで、周りの作品との関係でマイナスに見える場合がある。今展のウリュウ作品がそうだ。

ただ、いつになく淡々とした気分を感じる。ロマンとかポエムとかよりも、一人静かに海を見つめる・・・旅をするでもなく、旅を終えたでもなく・・・海って良いな~と思う、こういう作品を見ると。




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   ↑:(岩浪)。



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地層だ!力強い!
いつも廃墟とか、歴史遺産じみた被写体を、この場所で、同じように出品している鉄路展代表の岩浪氏だ。
僕は廃墟には関心があるが、廃墟を被写体にした作品自体には「(自己表現としての)作品性」をあまり感じない。だから、例年この場で見る氏の作品は、「廃墟、そうですね」で鑑賞は終わりだった。技術的に上手いからこそ余計にそう感じていた。
今回、「ただただ地層!」というど根性精神が気に入った。



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スナップの集合体だ。圧巻!
写真が最終日に近いのに真新しく感じた。恐らく、台風などの後、入れ替えとか追加をしたのだろう。関係者の努力の場でもある。


少ない参加者の割には藤女子大学写真部作品が多くあった。以下、コメントは省略します。初々しい人達です。



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   ↑:左側、磯部かがり(藤女子大学1年)、「露の森」。
   ↑:右側、吉原沙耶(藤女子大学3年)・「眠れない」。





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   ↑:左側、珍田絵美(藤女子大学)。
   ↑:右側、中村みのり(藤女子大学)。








by sakaidoori | 2018-09-17 16:53 | [小樽] | Trackback | Comments(0)
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