栄通記

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2016年 05月 14日

2522)「上田健太郎の自分世界展」 新さっぽろg. 終了/5月4日(水)~5月9日(月)   

上田健太郎
   自分世界展



 会場:新さっぽろギャラリー
      厚別区厚別中央2条5丁目6-3
      デュオ2・5階
      (デュオは地下鉄新札幌駅周辺にあるショッピング・ビル。
      地下鉄&JR新札幌駅と直結)
     電話・花田(090)9439-7921

 会期:2016年5月4日(水)~5月9日(月)
 休み:
 時間:10:00~19:00   

ーーーーーーーーーーーーーー(5.7)


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 2年前に当会場で初個展だった。その時は確か「厚別」がテーマで、「厚別の名所旧蹟、健太郎お気に入りの場所」、みたいな事をイラストで楽しく発表していた。

 ただ、「楽しく」と書いたが、初個展でもあり、また「厚別の名所」に拘りすぎて・・・だいたい、世間様一般が『凄い!』というような地点が厚別にあるとは思えない。だから郷土愛とか、マニアックな個人の思い入れに着目するのだが、残念ながら少し控えめな感じがした。

 「前回、楽しく描いたつもりだったが・・・う~ん、イマイチ突っ込みが足りなかったか!」と、本人が思ったかどうかは知らないが、「前回を越える、もっともっと自分らしく」というリベンジ展だと思う。だからだと思う、タイトルが「自分世界展」だ。「厚別なんて、そんな小さな枠では納まらないぞ~」という意気込みだ。


 今回、色も豊富になった。人物もアップで作品が大きく見えた。ブラックユーモアありで、いろんなアプローチを試みていた。
 一見ニギニギしく楽しそうなんだが、意外に動きを感じなかった。おそらく、絵の中に三角関係とか、激しい2項対立とかがなくて、静かに場面が構成しているからだろう。


 次の2作品はジョークがきつくて好きなタイトルなんだが、批判精神が旺盛になると、色調がおとなしくなる。もったいないと思う。ジョークを仕草だけでなく、色でも遊べば華やかになるのに。

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   ↑:左側、「宝(国宝)の山」
右側、「共存歓迎」。




 次の2点は本展の代表作かもしれない。


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   ↑:左側、「近頃の六六魚(ろくろくぎゃ)変じて九九鱗(くくりん)」。
   ↑:右側、「漆黒の向こう側」。



 抜群の色出しで、イラストの画題としての楽しみを越えて、青という色の魅力で作品を立ち上げている。「青に浸る自分だけの世界」だ。こうなると作品の中にいろんな要素は不必要だ。

 こういう作品が、自然に出てくる上田健太郎ワールドだろう。一点を見つめる、しんみりと作品の世界に沈み込む、一人夢に耽る。しかも輪郭線はまろやか。小さな世界で、ふくよかに包み込んでいく。男の一人遊びだ。

 しかし、この青い世界だけでは「遊び心」は満たされない。男の理性や知性も騒ぐ。しかも、上田健太郎は真面目な人だから、その遊び心も前頭葉(思考)に捕まってしまい、試行錯誤しては自由さが怪しくなる、200%の伸びに達しない。


 一点を見つめる人だ。そこからシンメトリーという調和と安定感の中で世界が広がる。
 だんだんでてきた健太郎ワールドだった。次は、もっともっとの健太郎節だ。



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   ↑:左側、「縄文のビーナス現る」。
   ↑:右側、「土偶菩薩」。





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   ↑:左側、「桜金魚の季節」。
   ↑:「ただ、包むだけ」。

by sakaidoori | 2016-05-14 19:01 | 新さっぽろg.


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