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栄通記

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2016年 04月 27日

2501) 「第1回 糸井崇史 油彩展」 道銀らいらっく 終了/4月18日(月)~4月24日(日)

第1回 糸井崇史 油彩展  


 会場:らいらっく・ぎゃらりい
     中央区大通西4丁目
      北海道銀行本店ビル 1F
      (大通公園の南側、北東角地。)
     電話(011)233-1029

 会期:2016年4月18日(月)~4月24日(日) 
 休み:
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~16:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(4.24)


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   ↑:「ヤギ」・F50
2016年制作。





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   ↑:「しまうま」・F80 2015年。





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   ↑:「水牛」・F80 2014年。





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   ↑:「水牛」・F30 2014年。





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   ↑:「カラスとヒツジ」・F80 2013年。




 (以下、敬称は省略させていただきます。)は


 狭い会場に、大きな絵に、大きなヤギがびっしりだ。ヤギ以外もいるのだが、気分は似たような感じ。この、「似たような感じ」というところは、個展としてはチョットさびしく物足りない。でも、「絵を描きたい!!描いているんだ!!これからもっともっと良くなる糸井崇史だ」という気分はしっかり伝わる。

 僕にとっての今展のセールス・ポイントは「線」だ。「線の好きな人」という第一印象だ。ただ、この線が動物を描く手段以上にはなっていないのが全ての物足りなさの原因のようだ。「絵画という枠の世界に、動物がいる」そういう全体構想が全てになっていて、おそらく画家・糸井崇史の性癖である細かい世界とか、遊び心とか、絵から離れて行く絵心というものを犠牲にしている感じだ。結局、画題と構図にとらわれすぎなのだろう。

 そんな感じで動物と向き合っていたら、資料が目に入った。おー、あるではないか!細密画だ。これだこれこれ!
 以下、その作品を載せます。お気に入りだから沢山載せよう。



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 おそらく、こういう作品はおてのものだろう。もちろん、気楽に描いているわけではない。集中し、一気に仕上げる。描き始めにどの程度全体構想があるのかはしらないが、その辺は経験でどんどん描き進めているだろう。とにかく、こういう絵は「やめられない、止まらない、線が、模様が、出てくる出てくる法華の太鼓」だろう。

 こういう細密画を得意とする画家が、大きな油彩に新たな境地を見いだしたのだろう。細密作品のボリュームの小ささは克服された。しかも、画題そのものを大きく描くことによって、大きな気分になれた。その代わりに、細密画の持っていた「あらぬ世界、不思議な世界」は消えた。画家は「まだまだ修行中です」と、語っていた。そういう意味ではより一層の自分らしさを発揮するのはこれからかもしれない。
 ただ、油彩画と細密画は目的が違うのかもしれない。細密画は自分のエネルギーの発散の場、油彩画は見る人をそれなりに意識しているようだ。人としてのヒューマンなものを描いて、鑑賞者との交流を意図しているみたいだ。
 そんなに細かく言い切る必要もないだろう。この細密画気分が絵画という大きな流れの中でどんな感じで膨らむのかを楽しみにしよう。

by sakaidoori | 2016-04-27 20:45 | 道銀・らいらっく


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