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栄通記

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2014年 08月 18日

2449)「齋藤周展 『日々の形状』」テンポラリー 終了/8月1日(金)~8月10日(日)

  

    


齋藤周展  日々の形状            



 会場:テンポラリー スペース
      北区北16条西5丁目1-8
       (北大斜め通りの東側。
       隣はテーラー岩澤。)
      電話(011)737-5503

 会期:2014年8月1日(金)~8月10日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00 
    (最終日は、~18:00まで。)

ーーーーーーーーーーーーーー(8.7)


 会場入口からの正面風景--



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 正面の左側--



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 正面の右側--



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 左側から順番に何点か載せます。



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 (以下、敬称は省略させていただきます。)




 『あら、どうしたの齋藤周?』

 まるでオタクのような四角ばかりの作品群だ。家屋と見てもいいだろう。家には違いないが、脇を締めて、自分一人の砦にも見える。さわやか色使いだから、他者を寄せ付けないという排除の姿勢をとっていない。四面観音のように辺りをまさぐり、「それでもオレは此処にいる、四角の中に」、と旗竿を上げている感じだ。

 タイトルは「日々の形状」。「日々の営みの拠点は家(自分の室内)だから、そこでの心象風景」と解せないでもない。間違いなくある種の心象風景だろう。だが、随分と閉じこもり気味で、「感覚感情の発散」に対して強い抑制を感じる。

 「発散」、齋藤周ワールドは内燃機関の爆発のような自己顕示型ではない。しかし、自分の中の感覚を外に拡げる(作品化)ことによって、自分の可能性を拡げるタイプだと思っている。自分の中の未知領域に、あるいは外の不可知界に自分を投げ込んで冒険もしたい!きっと何か良いことがあるはずだ!それが少年の淡い初恋心であったり、朝日の新鮮さであったり、山の彼方の憧れだったりと、激しい時もあれば静かな時もあるで、今風の優しさの中で青年らしい多情多感さを保っていた。今展、「情」や「感」よりも、「我(われ)」と「此処(ここ)」なのか?


 今展は今までの齋藤周のスタンスとは異質だ。主義主張を絵画に綾なす人ではないが、何かしら挙手をしたくて発言したくてじっとこらえている感じだ。





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 我々も彼女たちと一緒に2階を見よう。もしかして、齋藤心の屋根裏を見れるかもしれない。





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 激しい絵だ。そして美しい。もしこの作品が入口正面にあったならば、全体の印象も変わるだろう。

 遙かななる山また山!この山並みを縦断したいのか?行為する人?ただ見ることによって存在を確かめたいのか?見る人?主義主張の画家ではないが、今までとは違うマグマ溜まりが誕生するのか?






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 さて、「屋根裏」を合い言葉にして帰ることにしよう。





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by sakaidoori | 2014-08-18 15:11 | テンポラリー


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