栄通記

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2014年 03月 04日

2358) 「塚崎聖子 小品展」 (カフェ)北都館 2月26日(水)~3月3日(月)

   
  


塚崎聖子小品展 
  
        


 会場:カフェ&ケーキ&ギャラリー・北都館
     西区琴似1条3丁目1-14
      (地下鉄琴似駅5番出口。
       第一病院向い)
     電話(011)643-5051 
 
 会期:2014年2月26日(水)~3月3日(月)
 休み:年中無休
 時間:水・木・金曜日 10:00~22:00
    土・日・月曜日 10:00~19:00
 

ーーーーーーーーーーーーーーー(2.28)



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 構図も画質感は重厚、画題や画風は西洋風、そして本格的な大作中心作家だ。



 塚崎聖子、道展所属で毎年大作を一点は間違いなく見れる。
 定期的に時計台ギャラリーなどで個展を開催。そういう時は大作中心で明快な構図と重厚な画質感、西洋好みの画風に接することができる。
 他にもグループ展に積極的に参加し、普段とは違ったことにチャレンジしている。何をチャレンジしているかというと、とにかく構図や画質感の重厚さがウリの塚崎聖子だが、他にも変な格好で踊る少女を描いているのだが、そういう正統的普段着をちょっとわきに置いて、悩みつつも何やかにやと励んでいる。

 以上は大作の話だが、今展は小品揃いだ。今会場では大作中心は無理でしょう。だから見る側は小品は自然なのだが、描き手にとっては話は別だ。これだけの小品そろい踏みは初めてという。小なりとも一点は一点、随分といろいろと描いた。


 例によって西洋的画題が中心なのだが、心象風の山水画もあった。こういう作品を見ると、画材や技法はいろいろあれども、やはり日本人の美意識は隠せないものだとしみじみ思ってしまった。





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   ↑:「車窓の景(冬木立)」。





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   ↑:「さぼてん」。







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   ↑:左側、「パルテノン」・F6。
   ↑:右側、「メテオラ」・P8。



 右側の作品、海を赤にしているのがセールスポイント。青では普通だし燃える思いが伝わらない。そこで激しく赤だ。水平ラインもバサッと直線!





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   ↑:「パルテノン」・P20。



 箔を使っている。西洋を日本美で包んでみた。





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   ↑:「メテオラ」・F10。








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   ↑:「モンパルナスの木馬」・F3。






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   ↑:左側、「薔薇のある卓上」・P8。
   ↑:右側、「秋の卓上」・F4。


 (左の写真はピンボケです。すいません。)

 塚崎聖子は建築的造形美が好きだ。びしっと直線の輪郭でどっしり、その中で生きものなりが適度に動く。上掲の静物画も卓上という背景はゆるぎない建築美、その中で静物が存在感を示して動きを見せている。






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   ↑:「夏の終り」・F6。



 可愛さいじらしさあどけなさ・・・後ろ向きの貧しき少女か?オーソドックスな美学だが、やはり捨てがたい魅力だ。




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   ↑:「冬のうさぎ」・F12。



 木立が金箔で輝いている。この鷹揚とした佇まいがセールスポイントだ。その木立の中を剽軽な姿で少女が歩いている。チクタク、てくてく、ぼーんぼん・・と口ずさんでいる。




 

by sakaidoori | 2014-03-04 23:03 | (カフェ)北都館


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