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栄通記

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2014年 02月 03日

2333)②「帯広小旅行 ①『防風林アートプロジェクト2013-14』」 (帯広市)防風林 2月1日(土)~2月16日(日)

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防風林アートプロジェクト2013-14    





◯ 防風林アート 野外展示  
 
 会場:(帯広)空港線沿い防風林 及び 雪原 
      帯広市愛国町東1線9番
     電話:

 会期:2014年2月1日(土)~2月16日(日)
 時間:10:00~15:00
 入場:無料



◯ 関連企画:防風林アート参加作家展 

 会場:帯広市民ギャラリー A1-2 
     帯広市西2条南12 JR帯広駅地下1階
     電話:

 会期:2014年2月1日(土)~2月16日(日)
 時間:10:00~18:00
 入場:無料

※  防風林アートオープニング ⇒ 2/1 10:00~ 於・帯広市民ギャラリー
  アーティスト一言トーク  ⇒ 2/1 10:30~11:30 
  防風林アート見学会    ⇒ 2/1 13:00~15:00
  ミニシンポジウム     ⇒ 2/1 16:00~ テーマ「極限の寒さの中のアートと美学」
                 於・帯広市図書館視聴覚室
  


 主催:帯広テンポラリーアート2013実行委員会

 【参加作家】
  多数。(パンフを拡大して確認して下さい。)

 
ーーーーーーーーーー(1.31)



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   ↑:(遠くに見える防風林の、その向こうが会場。)





 壮大なアートの競演・・・というよりも、何が何だか大人の遊びだ、寒中学芸発表と交流会でもあった。そして、何が哀しくて彼等は励むの?何が悲しくて僕らは見に行くの?でもあった。

 参加作家それぞれにいろんな思惑があるだろう。「アートと環境の一大交流」とか、「あそこにオレの作品を置いてみたいな」とか、「参加を誘われて面白そうだから」とか、「アイツが参加するのならばオレもオレも」とか、「何を言うか、帯広の壮大な過去と現在と未来のためだ」とか・・・。僕としては「寒い中、ただただご苦労さん」と、言うばかりだ。こんな厳しい中で何かをする大人たちだ。見てやろう根性でノコノコとうろつき廻って来た。

 大人数の作家と作品です。会場も広い。見尽くしたつもりだが、抜け落ちた作品もあるだろう。以下、なるべく多く掲載したいと思います。面倒なので、なるべく見た順番です。ということは、最後の方は割愛の可能性が強い。青空と白雪をだらだらと見ていって下さい。









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 本部のある駐車場で、どこかで見た御仁にいきなりあった。上ノ大作氏だ。大柄で目鼻立ちのすっきりした良い男だ。こんな場所で、こんな風体だから山男然としているが、全身から優しさがにじみ出ている。とは言っても深くは氏のことは知らない。だが、心地良き青空の下で、出会い第一号がこんな清々しき人だ。今日は良いことがあるだろう。


 ところで、氏の作品は背景の白樺並木辺りだ。まずはその作品をジャンプしてお見せします。




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   ↑:上ノ大作(北広島)、「(記録ミス)」。


 3本の氷柱です。実は、この写真はほとんど最後に撮ったもの。寝転がっているのが、これまたたまたまの大作氏であった。日輪を背景にしての悪銭奮闘中の撮影だ。この氷、寒さには強いだろうが暑さには弱い。十勝とて気温上昇の昼間はあるだろう。無事会期終了までの屹立を祈ろう。大地の広さに比してちょっと小振りな男立ち、この人らしい優しさなのだろう。



 さて、次が本当の作品鑑賞第1号です。



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   ↑:37番・藤本和彦(札幌)、「雪の音・再生」。



 狸の冬の通り道、だと思った。我が妻も何かしらと悩んだことだろう。直線の構造物、完全円形の出入り口が異様に緊張を強いる。どんな雪の音が響くのだろう?




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   ↑:(合作でしょう) 2番 阿地信美智(札幌) 31番 韮沢淳一(札幌) 47番 渡辺行夫(小樽)、「風技 HARUKAW-WAN」・イタドリ約300本 銅版 ピアノ線 他。



 何でもかんでもガバガバと侵入して見て回るのだが、何故だか遠見にその佇まいを確認してやりすごした。





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   ↑:20番 櫻井亮(夕張)、「轟 ほうだい」。



 大国、それは今やアメリカなのだろうが、その振る舞いに直にもの申す櫻井亮だ。それとの絡みを含めて神仏への儀式もインスタレーション表現の柱にしている。
 欧米の考えた現代武器だ!青空に向かって轟音高らかに打ちまくるのだ!・・・弾が届くとも思えないが、ユーモラスな作品でもないが、あまりに実直な姿勢に「ガンバレよ」と声援を贈ってきた。













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   ↑:14番 柿崎熙(ひろし)(石狩)、「万感飾」。




 立った立った、雪原アートプロジェクトのシンボル塔が力強く?立った。ピンクに着飾った肋骨大五郎だ、果たして最後まで風にも負けずに立ち続けれるか!?倒れたって構わない。どこかに吹き飛んだって構わない。明日を信じている集団だ。無くなれば作ればいいだけのことだ。
 それにしても柿崎熙がピンクの大漁旗とは!?そちらの方が驚いた。「静寂な種子・胎み」をつくる人が随分と可愛く派手なものを作ったものだ。だからやっぱり最後まで立ち続けて欲しい。




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 ②に続く。

by sakaidoori | 2014-02-03 11:55 | [帯広]


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