栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2013年 11月 18日

2310)「芸森にて、『コレクション選 岡本和行-花蒐集』 他」 芸森(B室) 9月14日(土)~11月24日(日)

   



札幌芸術の森美術館コレクション選 

岡本和行花蒐集 



      
 会場:札幌芸術の森美術館(B室)
    札幌市南区芸術の森2丁目75番地
    電話(011)591-0090

 会期:2013年9月14日(土)~11月24日(日)
 休み:11月5日(火), 11日(月), 18日(月)
 時間:9:45~17:00 
 料金:無料 

ーーーーーーーーーーーー(11.13)

 11月13日(水)、「高橋コレクション マインドフルネス」を見に行く。



f0126829_1433225.jpg
   ↑:(11:53.)


 この週の前半は雪模様だった。その日は既に雪は溶けていたが、芸森は山際だけあって気持ちよく雪が残っている。



f0126829_14392510.jpg





f0126829_1445107.jpg




 芸森美術館前の池には、川上りえ女史の鉄によるインスタレーション作品が設置してある。
 来年の春までここにある。美術館に入る前に目にするのは、展覧会への気分が高まって良いのだが、なぜだか見にくいのが欠点だ。青空の中で鉄の線が細く見えて、実体がつかみがたい。それを考えての作品なのか?「川上りえ」、一点ずつだが今年は随分見た。その詳細を連続して報告するつもりだっが、実現していない。




f0126829_14393729.jpg



 結構、空の写真を撮っている。特に理由はない。外気に触れるとつい目が上に行き、空を見つめる。ただぼんやり見るだけなのだが、いろんな表情があって見とれている。雲の動き、雲や空の色、明かり、太陽、空気の臭い、体感温度、景色ともども空は興味が尽きない。



f0126829_1454552.jpg




   ---



f0126829_1456874.jpg





f0126829_1711645.jpg



 受付ホールでは草間弥生・作品がお出迎えだ。


 高橋コレクションに「草間弥生」は確かにあっている。と同時に、彼女の作品がイントロというのも、今展の特徴の現れだ。要するに、美術大家がそれなりに参加していて、「新鮮さ」ではかなりの減点になっていたと思う。若い人、中堅、ベテランと満遍なく配置してあった。作品は面白いし興味津々だが、「意外性」「驚きは」は薄くなる。美術価値の確認という社会要素が強く働いてしまい、高橋氏が説く「マインドフルネス」への集中度が落ちた。著名作家の作品を見ると、「脱帽」と同時に、やっぱり「安心」してしまう。

 今回は高橋コレクション展の第二弾だ。個人的には前回のほうが格段に面白かった。初対面の作家が多かったこと、わけのわからないというか不思議な作品も多かった。前回の立体作品は本当にビックリご対面だったが、今回は皆無に近かった。個展並みの扱いを受けた作家も前回はいたが、それもなかった。淡々と静かな驚き、大きな驚きで歩き進んだ。
 多分、博多の美術館で、大規模な「(日本人のみの)アウトサイダー展」を見たからだろう。
 今展との違いは何なのだろう?妻にその辺を尋ねると、「知的操作のあるなしでないの」と簡明な返事だ。全くそうだろう。あちらは、作品がどこかエンドレスだ。未完成交響曲とかジャズ、ロック見知らぬ民俗楽を100曲聞き続けたようなものだった。あの美術体験は、当分の間心と体を反復するだろう。

 そうは言っても、道内では刺激的展覧会であることは間違いない。今月の24日(日)までです。




f0126829_15152737.jpg
f0126829_1516432.jpg
 




     ----

 この項目の表題、「コレクション選 岡本和行-花蒐集」を紹介します。



f0126829_15302222.jpg






f0126829_1530438.jpg




 上の写真、大聖堂を利用した美術館みたいだ。会場がとても広く見えて、荘厳な気分だ。いわゆる錯誤で、写真によるトリックと言ってもいい。そんなに広い空間ではない。白い作品と会場との相性がいいのだろう。

 

f0126829_1536759.jpg



 作品は当館での発表時に既に見ている。その時もかなりのスペースを割いていて、当館お薦めのコーナーになっていた。確かに広い発表スペースではあったが、こうして個展で見る方が岡本和行・ワールドには良い。あちこちの比較に惑わされずにどっぷりと美の世界に浸ることができる。「花」だから、当然裏側には「女」がいる。どういう「女」に見えるか?それはこちらの自由であり、楽しみである。


 以下、その清楚なエロスを見て下さい。




f0126829_15511916.jpg
   ↑:「Bourgogne」・2009年 インクジェット 紙。




f0126829_15541784.jpg
   ↑:「Calla」・2009年 インクジェット 紙。



 次は、花々による春夏秋冬です。人生色々です。


f0126829_15552954.jpg





f0126829_15573147.jpg











f0126829_15583165.jpg
   ↑:以上、「花畑」の部分図・2009年 インクジェット 紙。




 花の名前を載せます。これも作家の愛でしょう。



f0126829_15593171.jpg




 以上の作品の中から、好みを選んでみました。もっとも、別の日に見たら違う花を選ぶでしょう。




f0126829_1614065.jpgf0126829_1615128.jpg
f0126829_162368.jpg





f0126829_1631511.jpg
   ↑:Lotus」・200?年 インクジェット 紙。




f0126829_1654424.jpg
   ↑:「Chinese lantern」・2004年 インクジェット 紙。



 上の作品、他の作品とはムードが違う。制作年も違う。ちょっとドロドロ感を携えていて、人間味が強い。比較的、あるがままの美だが、その後は理想を追い求めているのか?







f0126829_16102370.jpg



 やっぱり最後は草間弥生だ。



     --------



f0126829_16194056.jpg



f0126829_16232527.jpg



 薄い氷だ。マガモが氷の上で何かをしている。そのうち重みで氷を割ってはドボン、なぜか氷に這い上がろうとする。やっぱりドボン、ドボン・・そのうちに氷上に成功。



f0126829_1624686.jpg





f0126829_16243647.jpg






 クラフト工房に行って遅い昼食をする。
 と、顔見知りの小林優衣さんと会う。というか、24日から始まる「クリスマス・アート展」の楽しいパンフを見ていたら、彼女の名前を見つけたので、何となく呼び出す形になった。


 ここは一つ、芸森クラフト工房の宣伝活動として登場してもらいましょう。



f0126829_1752941.jpg




 このピースを翻訳すると---

 「クラフト工房の講師を務めている小林優衣(彫金・金属 他)です。この春からの勤めです。クリスマス・アート展に講師として出品していますので宜しくお願いします。
 毎週、工芸・版画教室ではいろんな企画で皆さんをお待ちしています。こちらの方も宜しくお願いします」



f0126829_16403822.jpg
f0126829_16441032.jpg




f0126829_16483733.jpg
f0126829_1648468.jpg




 クリックすれば拡大します。内容を確認して下さい。


 それでは小林優衣さん、またお会いしましょう。ちょっと早い挨拶ですが、良きクリスマスを、良き年を迎えて下さい。

by sakaidoori | 2013-11-18 17:19 | ☆芸術の森美術館


<< 2311) 「モダンアート北海...      2309) 「魔女覧 (千草 ... >>