栄通記

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2013年 11月 10日

2299)③「第88回/2013 道展」 市民ギャラリー 終了/10月16日(水)~11月3日(日)

  
   
  

第88回/2013  道展  




 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2013年10月16日(水)~11月3日(日)
 時間:10:00~17:30
      (最終日は、入場~16:30まで。)
 休み:月曜日(定休日)

 料金:一般800円 大学生500円 高校生300円 中学生以下無料

 主催:北海道美術協会

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(10.23)

 2276)①、2282)②の続き。

 道展も終わった。
 どの公募展も5回ぐらい載せると様子がわかると思うのだが、いつも中途半端だ。仕方がない。とりあえず③を載せます。


 ①、②で第2室までの全体風景を載せました。以下、第3室をぐるっと載せます。



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 この部屋は、抽象画的な作品が集まっている。作品数の割には見慣れた作家作品が多い。ということは、僕の好きな作品傾向ということだろう。




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   ↑:会員・向中野るみ子(神奈川県)、「記憶」・油彩。


 画題も画風もいつもと同じなのだが、力強い作品になっている。湧き出る湧き出る向中野・玉だ。在住地が神奈川県だ。転居されて、感じることがあったのか?道内への「記憶」が強くなったのか。「自画像」的な絵画だ。





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   ↑:会友・石川潤(七飯町)、「白の残像」・油彩。


 
 花に蝶だ。お決まりの画題ではあるが、惚れ惚れしてしまった。まるで雅品を追求しているようだ。そういうことを追求する青年とは思っていなかった。

 目立ちがり根性での孤軍奮闘で、田舎者根性をいかに脱皮するか、そういうことを作画エネルギーにしていると思っていた。それは良いことだと思っている。
 そして、その田舎者が「何を表現するか?」、行き着いた応えが今作だ。「美」に狙いを定めた。
 では、都会の若者が「何を表現するか」は明解なのか?はなはだ疑問だ。絵が好きだ、綺麗に描きたい。きっとそうだろう。その次が見えなくて、自信がなくて画業継続を困難にしている。石川潤は、自己の感性の非都会性にトコトン悩み抜いた。自信はないが絵は好きだ。出発はここだ。「何ができるか?」。青年の過渡的一つの解が、「理解しやすい美」になったのだろう。ストレート「美」を追求し始めたのだ。心象とか、自己とか、想いとか、思想性とか、社会性とか、「絵画独自の存在理由」とかから、一端は離れた。アッサリと全ての拘りを切ったみたいだ。それができるのが田舎者の強みだ。





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   ↑:会員・野口秀子(北広島市)、「ハッピーの種、生まれる」・油彩。



 「あ~ら石川君、大変ね。私はもっと単純よ」、と言いかねない野口秀子だ。好きな青に、種を浮かばせたり飛ばしたりして遊んでいるだけだ。
 「『だけだ』とは何事だ!」と、お叱りを受けるかもしれない。が本当に僕はそう思っている。シンプル・イズ・ビューティフルを大きく表現する、言うは易く行うは難しだ。中高年の女性は、意図せずに拘りやしがらみが抜けていく。いわゆるオバタリアンになっていく。画家はそれを武器にして、品性を保ちながら、あたかもノーテンキな風に絵に取り組んでいる。実際問題、「完璧な遊び心や精神の自由」などあり得ない。少なくとも絵にだけは普通に実現する。そういう画家なのだろう。






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   ↑:会員・末永正子(小樽市)、「景」・油彩。



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   ↑:(上掲作品の部分図。)



 今回の末永正子はイマイチだった。どこが良くないかというと、いろいろと悪戦苦闘をしているのは良いことなのだが、それで作品の完成度が落ちても構わないのだが、児童画風の自由な線描を入れて絵を巧みに納めたことだ。

 野口秀子と違って、彼女は欲張りでエネルギッシュだ。溢れるパワーを絵の中でどうするか!写実からはおさらばした。が、写実時代の巧みの腕は持っている。なまじ上手く描けるから、過去の遺産を使う時がある。今作、迫力不足なのが一番寂しい。

 大きな壁を目の当たりにして、なかなか先が見えてこない。ドン・キ・ホーテ的であってもいいから、ムリクリこじ開ければと思うのだが・・・。
 理由は簡単だ。個展をしないからだ。そこで小中品を含めても構わない。7、8点の新作を披露しないからだ。




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   ↑:会員・高橋佳乃子(岩見沢市)・「yellow deeep--2013」・油彩。



 大胆に綠(画家にとっては黄色なのか?)を真ん中に広げて、さらにそれを際立たせるようにして背景を模様らしくして取り巻いている。全てはこの中央の色のために存在するのか。太い太い中心点だ。





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   ↑:会員・齋藤周(札幌市)、「ここには もう いない」・油彩。



 「あれ~、人がいないな~」と思ったら、こういうタイトルだった。もっとも、右側中央の茶色いのを顔無しシルエットに見えないこともないのだが。
 人がいてもいなくても爽やかな作品だ。どうしても何かに見たくなるのだが・・・。それにしても、一作でも好調そのものの齋藤ワールドだ。


 これは私事ですが、最近、孫が生まれた。女の子だ。「周」と名付けたようだ。「アマネ」と呼ぶ。あらら、齋藤さんと同じ名前になってしまった。僕は関知していないのだが、氏には恐縮してしまう。






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   ↑:会員・千代明(日高町)、「記憶」・油彩。



 決してふざけている作品ではないのだが、遊び心の強さを感じて、どこか新境地の千代明だ。
 






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   ↑:会員・高橋博昭(岩見沢市)・「生存-2013」。



 石川潤と同じ白なのだが、随分と重たい。古き時代に思いは誘われる。






 結果的には会員中心の掲載になってしまった。自戒。



 次の第4室は水彩です。
 全体風景をお伝えして③を終了します。



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 ④は不定です

by sakaidoori | 2013-11-10 18:23 | 市民ギャラリー


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