人気ブログランキング | 話題のタグを見る

栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ
2013年 10月 16日

2262)④「学生美術全道展 第55回」 市民g. 終了/10月5日(土)~10月9日(水)

   

  

第55回 学生美術全道展  

  


 会場:札幌市民ギャラリー・1F全室
     中央区南2条東6丁目
     (北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2013年10月5日(土)~10月9日(水)
 休み:
 時間:10:00~17:00
 【参加高校生】
 とても沢山。

 主催:当協会 北海道新聞社  

ーーーーーーーーーーーーーー(10.5)


 2246)①、2248)②、2257)③の続き。



2262)④「学生美術全道展 第55回」 市民g. 終了/10月5日(土)~10月9日(水)_f0126829_2062494.jpg
   ↑:札幌東陵高校 2年・星健太郎、「発展する街」。



 「夜中、生きている街」というイメージだ。
 人っ子一人描かれてもいないし、建物も大きく描いているわけではないのだが、活動力というのか、生命力というのか、そんな闇夜での力を感じてしまった。青がいいのだろう。積み木のように小さく描いた施設(建物)、子供っぽさが、かえって直向な力になっているのだろう。海岸線というのか、防波堤の曲線も生き物のようだ。








2262)④「学生美術全道展 第55回」 市民g. 終了/10月5日(土)~10月9日(水)_f0126829_2082358.jpg
   ↑:北星学園女子高校 1年・石井優衣、「森の」。


 これは不思議な絵だ。特に何か描いているわけではない。石井優衣の「不思議の国のアリスだ」。
 特に鮮明に何かを描いてはいないが、画面全部がゆるぎなく一つの世界を作っている。「不思議不思議・・・」をだ。
 背景処理などは微塵もない。全部に意味があり、それでいて一つ一つでは成り立たない。
 
 この描写力がリアルだったり、うますぎたりしたら、この不思議さ、シュールさは軽くなるだろう。描き手は1年生だ。この不確かな感覚で、他にもいろいろな世界を見せて欲しいものだ。






2262)④「学生美術全道展 第55回」 市民g. 終了/10月5日(土)~10月9日(水)_f0126829_20113330.jpg
   ↑:北海高校 3年・堀江理人、「遠い昨日Ⅱ」。



2262)④「学生美術全道展 第55回」 市民g. 終了/10月5日(土)~10月9日(水)_f0126829_20145820.jpg
   ↑:(上掲作品の部分図。)



 センチなタイトルの「遠い昨日」だが、元気が良い。過去を見る目にも力がこもっていてうらやましい。日々ギラギラしているんだろうな。






2262)④「学生美術全道展 第55回」 市民g. 終了/10月5日(土)~10月9日(水)_f0126829_201558100.jpg
   ↑:おといねっぷ美術工芸高校 3年・青木萌、「君の見ている世界」。



2262)④「学生美術全道展 第55回」 市民g. 終了/10月5日(土)~10月9日(水)_f0126829_20183438.jpg
   ↑:(上掲作品の部分図。)


 生き物同士のヒューマンな見詰め合いで、一見、淡白に見える。でも、鳥の内部や輪郭は鳥で覆われている。実にエネルギッシュだ。
 エネルギーを隠すような淡白さ、否、淡白な中に力が一杯!相反することが見事に調和している。結果として、心温まる世界になっている。






2262)④「学生美術全道展 第55回」 市民g. 終了/10月5日(土)~10月9日(水)_f0126829_20191478.jpg
   ↑:江別高校 3年・湯川愛子、「おやすみなさい」。


 服とか、生地の感触や襞模様を表現したかったのだろう。異様に頑張ってそれらを表現しているから、タイトルの「おやすみなさい」という優しい言葉もかすみがちだ。寝ていても、身の回りのものたちや、今日の出来事と一所懸命に格闘しているみたいだ。
 よくみると、絵の下の青い部分は絵の具がたれたように描かれている。この不安定さ、寝ている女学生の心理の一端か?
 優しい言葉の「おやすみなさい」、お休みできない激しい心模様を表現したかったのか?






2262)④「学生美術全道展 第55回」 市民g. 終了/10月5日(土)~10月9日(水)_f0126829_20211785.jpg
   ↑:おといねっぷ美術工芸高校 2年・照井季彩、「め」。


 ちょっとわかりにくい絵で困ったのだが、白い部分が「目」なんですね。そして白の中が眼球か何かで・・・わかりにくい物ですが、その部分がやけに気になる。白い部分の外側は明るい色使い、でも明るさに徹していなくて、暗い青春雰囲気。
 明るくて、暗くて、シュールで、具体的。少し複雑なのが描き手の心境なんだろうか?






2262)④「学生美術全道展 第55回」 市民g. 終了/10月5日(土)~10月9日(水)_f0126829_20231513.jpg
   ↑:おといねっぷ美術工芸高校 2年・浅野季奈、「にゃんと素敵な注意法」。



 これも薄塗りで、未完成的な感じ。この日はなぜか、こんな取りとめのない雰囲気がとても気になった。きっと、あんまりリアルに描かないで、自分の気持ちを正直に絵にしていると思ったからだろう。
 だけど、困ったのはタイトルだ。まったく意味不明で、学生の遊び心をつかみかねている。
 無理して作品の意図を理解する必要もないのかもしれない。この淡いムードが気に入ったのだ。それだけで良しとしよう。



 ⑤に続く

by sakaidoori | 2013-10-16 07:00 | 市民ギャラリー


<< 2263)③「帰札(九州帰省旅行)」      2261)「武田響 『碧と赤』... >>