栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2013年 09月 30日

2235)「金属工芸研究室展 北海道教育大学岩見沢校美術コース」 サテライト 9月22日(日)~10月4日(金)

 


金属工芸研究室展 

北海道教育大学岩見沢校美術コース
 
    



 会場:北海道教育大学札幌駅前サテライト
      中央区北5条西5丁目7
       sapporo55ビル4F
       (札幌紀伊國屋書店の入っているビル。) 
      電話(011)221-4100

 会期:2013年9月22日(日)~10月4日(金)
 時間: 平日     ⇒ 10:00~21:00
    土日祝・最終日 ⇒ 10:00~16:30

 【参加学生】
 4年:小島宏枝 佐藤歩惟 田島蓉子 増野萌香 
 3年:岩井彩子 狩野 成美  

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(9.27)


 当日は学校案内のような催しも行われていて、その参加者が適当に出入りしてなかなか賑わいました。
 どなたも一所懸命に作品を見つめているのでついつい声をかけて、◯◯××と四方山話です。
 「富良野からきました」とか、「熊本から来ました」という女性もいます。作品そっちのけでぐぐっと身を乗り出して肥後熊本の話にと、なかなか楽しい時間です。

 そんな会場風景から報告していきます。すっきり爽やか女の、しかも学生の鉄気分を味わって下さい。



f0126829_8225219.jpg




f0126829_8233664.jpg



f0126829_8235357.jpg



f0126829_824476.jpg



 学生展だが、さすがは鉄だ。ドーンとした作品が目をひく。当然注目を浴びるのだが、作家名を見ると二人に集中している。4年生の佐藤歩惟(あい)と、小西宏枝だ。そいう美術オブジェ的大作と工芸的なジュエリーや職人的な器類も明日を目指して小さく光っている。大物、小物とバランス良い展示なのだが、小品類の点数が少ないのはやはり残念だ。学生展です。ちっちゃくても一杯、これが栄通記の審美眼です。



 目立つオブジェ作品から案内します。
 既に当ブログに登場済みの作品もありますが、それにはお構いなく進めていきます。


 (以下、敬称は省略させていただきます。)



f0126829_1147618.jpg
   ↑:佐藤歩惟、「先っちょハウス ~住めば都さ~」・400×80×540㎜。



f0126829_11493117.jpg
   ↑:(上掲作品の部分図。)




f0126829_123445.jpg
   ↑:(記録不備で間違っているかもしれませんが)4年・佐藤歩惟?、「交わらずとも確かに在る」・サイズ可変 鉄。


f0126829_1231788.jpg
   ↑:(上掲作品の部分図。)




f0126829_1281656.jpg
   ↑:(間違っているかもしれませんが)4年・佐藤歩惟?、「風と進む-旅の準備-」、330×330×1500m 鉄。



f0126829_12104132.jpg
   ↑:(上掲作品の部分図。)



 誤解があるかもしれないが、上に載せた全作品を佐藤歩惟としてみた。
 大作だが、大きなオブジェというよりも、小さな生き物(事物)が繋がり続いて大きな流れに、物語になるという作風だ。だから、一つ一つなり、小さな話ならば小品になるし、まとめて膨らませて物語にすれば大作だ。
 空を見れば雲がある、風がある、青がある、動いている、生きている、夢々々。
 お家を見れば道具で一杯、足跡も一杯、お庭にお池にブランコに、夢々々。
 見るもの、聞くもの、触るもの・・・夢ゆめユメの佐藤歩惟だ。






f0126829_12231946.jpg
   ↑:小西宏枝、「CLOUD IN NIGHT」・110×750×1500㎜ 鉄。



f0126829_12252712.jpg   ←:(上掲作品の部分図。)


 (以前にも掲載済みの作品)


 どうも、人体のデフォルメのようだ。人の体型、動き、特に女性のしなやかなリズム感などが原造形としてあるのだろう。そして、その心の微妙な綾を表現したいのかもしれない。
 もちろん、今はしっかり存在を見つめ、大きく大きく表現したいのだろう。大きいことは良いことだ。



f0126829_12325364.jpg
   ↑:小西宏枝、「スリー・スリー」・370×500×1200㎜ 鉄。





f0126829_12352023.jpg
   ↑:3年・岩井彩子、「warmth」・(鍋 330×240×180㎜) (カップ 110×150×60㎜ 銅)



 以前はキリンさんの立体オブジェも作っていたが、「大作はワタシ的ではない」と悟って、一転して小物製作家に変身した。
 自分の体質に早く気づくことは良いことだ。大作のキリン経験も勉強になったことでしょう。
 
 今作、作家自身のムードが良く出ている。おおらかでノンビリで細々したことは気にしない。今は学生だが安定おっかさんだ。
 沢山作ることだ。銅だから金のかかるのが問題だが、人生はいつも何某かの問題を抱えている。美術を選んだのだ。材料費ぐらいは人生にとって当然の投資だ。最後は家族に買ってもらって、材料費の捻出だ。
 なぜだか、いつもお会いする岩井彩子さん!頑張りたまえ。
 




f0126829_12504126.jpg
   ↑:3年・狩野成美、「まろにえ」・260×200×150㎜ 銅。



 こちらも鍋だ。共に3年生。鍋の共演だ。
 まろやかなボリューム感、取っ手の使い勝手、蓋の合わせ具合と、鍋には制作のエキスが詰まっているのだろう。新人の陶作家にとては急須が難しいと聞く。似たような作例かもしれない。そういえば木工作家は「イス」が多い。同じ理由か。

 




f0126829_1302273.jpg
   ↑:4年・増野萌香、「龍」・直径180㎜ 銅 真鍮 銀。




f0126829_1345126.jpg
   ↑:。(記録不備ですいません。)





 掲載していない学生の作品名を記しておきます。

 ・4年・田島蓉子、「再友」・283×362㎜ シンバル。




 いろいろと不備な記載、申し訳ありません。
 会期終了までには少し時間があります。もしかしたら確認のために再訪するかもしれません。






f0126829_13374881.jpg


by sakaidoori | 2013-09-30 13:40 | サテライト | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://sakaidoori.exblog.jp/tb/20485320
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by 根保孝栄・石塚邦男 at 2013-09-30 19:54 x
ダイナミックで繊細で・・工芸の世界は異空間の次元創造ですね。面白かったです・・・。
Commented by sakaidoori at 2013-10-01 09:45
>根保孝栄・石塚邦男 さんへ

 根保さんは、当展を随分と期待していたみたいですね。こんな報告になりました。全作品の掲載はできませんでしたが、この写真風景で何かと想像して下さい。

 当展、心配事が一つあるのです。
 2年生は不在で、3年生は2人だけです。来年は何人の2年生が並ぶのでしょう?無事学生数が確保されるのでしょうか、作品で会場が埋まるのでしょうか・・・と、人ごとながら気になるところです。


<< 2236) 「石尾隆 作品展」...      2234)②「漆山豊展」 新さ... >>