栄通記

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2013年 09月 27日

2229)「書とやきもの仲間展 雅山房書道塾+陶芸教室どろんこB」 大同 終了/9月19日(木)~9月24日(火)



  
書とやきもの仲間展
 

 雅山房書道塾     +
  陶芸教室どろんこB
   
  



 会場:大同ギャラリー 3階
     中央区北3条西3丁目1
      大同生命ビル3階 4階
      (札幌駅前通りの東側のビル。
      南西角地 。)
     電話(011)241-8223

 会期:2013年9月19日(木)~9月24日(火)
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで)

 【参加作家】
  (DMを拡大して確認して下さい。)

ーーーーーーーーーーーーーー(9.17)


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 ちょっとボケてしまった。書の部分だけでもチャンと見せます。



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   ↑:右から、伊藤伊佐子、田中ツルコ、鶴間和恵、阿部和代



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 書教室と陶芸教室のコラボというか、合同展です。

 書は樋口雅山房教室。
 たまたま雅山房宅と我が家が近いので、書の話をいといろと伺っています。私自身が全く書をしない。純粋に見る人の立場と、書歴の長い達人との屈託のない意見交換です。こちらは書を知らぬが仏の気分で、「書展の面白なさ」の理由を語るわけです。氏は素人の意見として楽しんで聞いてくれています。勉強&刺激の時間です。
 というわけですから、書中心に紹介します。
 そして、「書展の面白なさ」とは言いましたが、今展は楽しかった。
 墨をゆったりと使って、カスレなどの装飾を配している。力技、強引な心象よりも、のびのび気分で、できるだけ筆の自由さと気分が合致したら、という表現です。確かに師匠の画風の影響も見られるが、それは教室展としての許容範囲でしょう。それに、師匠の具体的な書風はともかくとして、教室は意力よりも筆の自由さを追求しています。ですから、各人の求める個性も充分に出ていて興味深い。もちろん、アマチュア集団ですから、物足りなさもあるでしょう。が、侮りがたいですよ。見ていって下さい。



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   ↑:右から、村上一呂子、大平修子、篠原典子、中村省吾




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   ↑:右から、及川健治、千葉政弘、吉田啓子、中谷明男




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   ↑:(全作)樋口雅山房




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   ↑:樋口雅山房、「無」。


 教室展で師匠の作品を褒めるのはどうかと思うが、この作品は氏の後期代表作と呼びたい。
 「無」どころか。「有」そのものだ。坊主的な遊びや諦念とは無縁で、風流文人画の洒落た感覚からも遠い。木訥さと、やる気旺盛さと、大きさがある。風通しが良くて隙がない。「やるっかない」という仁王立ちの宣言書に見えた。齢七十、いよいよこれからだ。




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   ↑:右から、中村省吾、大平修子、岡山裕見子




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 この2点は今展の華でしょう。大きく載せます。

 まず、栄通好みから--。



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   ↑:千葉政弘、「夢」。


 寝ぼけ眼の夢ではない。ゆったりとまろやかな感覚の宇宙、それが書けたら!という夢見る心境だ。
 残念に思うのは、右下の左に下がる線が少しぎこちない。最後の一筆になって力が入ってしまった。いや、力が入るのは良い。その力が筆先の自由にならなかった。
 この少しばかりの堅さも可能性の証だろう。



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   ↑:中谷明男、「天高気清」。


 まさしく、その字の意味するごとく、「天は高く澄み渡り、天を包む万物の気は清きかな」でしょう。
 この字は上手すぎた。綺麗すぎた。
 これだけ書ける人は5枚、10枚と見せないといけない。その結果、少々アラは見えても構わない。例えば資料館ギャラリーで、小なりとも個展をすべきでしょう。額装にお金がかかる?額装無しでしてみましょう。すっぴんの「中谷明男」だ。陶作品を一緒に並べてはいけない。とりあえず、「書」を見せることでしょう。




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 最後に、自分好みのおおらかな字を載せます。



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   ↑:左側、鶴間和恵、「飛驚図写」。


 智永の「千字文」からです。原書は教科書的な実直なものでしょう。
 始まりの「飛」が堅かった。それではイカンと、残りの三文字で大きく美しく決めた。


   ↑:右側、及川健治、「照見五蘊皆空」(般若心経)・隷書。

 鶴間さんとは逆だ。気持ちよく三文字を書いたが、残りが狭まった。止めるわけにはいかないと、それなりに上手く納めた。
 しかし、安定した太さで気持ちよく丸まっている。かなり書いたことだろう。そして、自慢の一作だと思う。

by sakaidoori | 2013-09-27 23:12 |    (大同) | Trackback | Comments(0)
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