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栄通記

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2013年 09月 26日

2226)③「有島記念館若手作家展Ⅰ『再会-reunion』」 (ニセコ町)有島記念館 7月1日(月)~9月29日(日)

    


有島記念館開館35周年
有島武郎青少年公募絵画展25周年
 


有島記念館若手作家展
 
   再会-reunion
 



 会場:ニセコ町・有島記念館 特別展示室 
     ニセコ町有島57
    電話(0136)44-3245 
 会期:2013年7月1日(月)~9月29日(日)
 時間:9:00~17:00 (入館は16:30まで)
 休み:会期中無休
 料金:一般500円 中学生100円 

 【参加作家】
 河野健 新見亜矢子 會田千夏 松崎裕哉 佐藤仁敬 浜地彩 林こずえ 加藤翠 

 主催:当館 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーー(9.7)


 2191)①、2200)②の続き。

 (以下、敬称は省略させていただきます。)






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 この標識を左に回る。



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 左の方に記念石柱が建っている。
 ここからが旧有島農園か?
 真っ直ぐ歩けば小さな川と橋があり、その先の右手に記念館が見える。



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 途中にある橋の名前は「吉川橋」。どなたかの名前が出所か?
 そこから見た「第2カシュンベツ川」。「カシ・ウス・ベツ。、仮小屋の・在る・川、の意か?
 上流を撮ったと記憶するが、下流に見える。





◯ 林こずえの場合



   1984年 北海道江別市生まれ
   2007年 「東北芸術工科大学 卒業・終了作品展 2007」出品
   2009年 東北芸術工科大学芸術工学研究科修士課程芸術文化専攻 こども芸術教育研究領域修了  


 
 概ね、時系列で展示しています。


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   ↑:右側、「母のぬくもり」・(公募出品作品)2001年 910×1160㎜ パネル 油彩。



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   ↑:「あざやかに ちりばめる」・2007年 800×800㎜ 木版 鳥の子紙 水彩絵具 カラーインク。

  



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   ↑:「視界を包む」・2009年 600×600㎜×10点 木版 鳥の子紙 水死絵具 カラーインク コーヒー。



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   ↑:(全て)2013年 大きな作品=410×410㎜ 小作品=250×250㎜ 鳥の子紙 モデリングペースト 水彩絵の具。


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   ↑:「類 Ⅲ」・2013年 250×250㎜ 鳥の子紙 モデリングペースト 水彩絵の具。


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   ↑:「無限」・2013年 250×250㎜ 鳥の子紙 モデリングペースト 水彩絵の具。


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   ↑:「断片」・2013年 250×250㎜ 鳥の子紙 モデリングペースト 水彩絵の具。



 現在、29歳ぐらいの画家。
 当公募展の出品作(高校時代)、大学時代、現在と、その緩やかな変化を見ることができる。油彩、木版、水彩画と技法上も変化している。もっとも、技法の変化などは、今展のために意識的に並べたものかもしれない。

 初期の生き物への暖かい接近、特に肌への優しさが特徴だ。そして全体を心地良いムードで包み込む。
 大学時代からは具体的な形は消えた。決められた形に拘らないで、心の織りなす色や形を追求しているみたいだ。それでも、なんといっても「優しく心地良い」が信条だろう。それを細胞の極小として、あるいは宇宙大の無限の拡がりとして取り組もうとしているみたい。そういう視野の中で、単なる優しさを越えたいのかもしれない。




◯ 河野健の場合



  1973年 北海道苫小牧生まれ
  1996年 愛知県立芸術大学美術学部油彩専攻 卒業



 概ね、時系列の展示です。



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   ↑:「人物」・1990年(第2回当展出品作・高校時代) 1167×910㎜ キャンバス 油彩。


 現在、39歳ぐらいの画家。

 自画像と思いきや、友人の肖像画だ。男らしく凛々しい姿だ。「理想の男」を画家は見たのかもしれない。

 初期の作品とは不思議なものだ。その後、画家は人物のみを描き続けている。あたかも画題の子供が自画像のようにして登場してくる。モデルは自分の子供かもしれないが。「家族の中のお坊ちゃん」に拘り続けている。

 その「お坊ちゃん」は、どこか覚めていて周りの空気と一体になろうとはしない。「家族の断絶」とまではいはないが、「家族内関係、自分の位置、自分は立派に大人になれるのか」を常に問うている。そして、未だに児童のままの姿だ。モデルがその年齢だからかもしれないが。

 高校時代に描いた「高校生」、いつになったら絵の中の坊やは「高校生」に成長するのだろう?いつになったら、しっかりと自画像を描くのだろう?そして、「家族」が永久の問題であっても、いつになったら「社会」が絵画に顔を出すのだろう。



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   ↑:「castanet」・2004年」 1145×1120㎜ キャンバス 油彩。





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   ↑:2005年~2010年 キャンバス 油彩。



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   ↑:「こどもの時間」・2010年 727×1167㎜ キャンバス 油彩。






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   ↑:2011年~2012年 キャンバス 油彩。



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   ↑:「door mirror」・2012年 333×606㎜ キャンバス 油彩。




 ④に続く

by sakaidoori | 2013-09-26 10:08 | [ニセコ]有島記念館


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