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栄通記

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2013年 09月 23日

2219)「兼籐忍 陶展 『いきものがたり』」 門馬 9月18日(水)~9月16日(火)

    


兼籐忍 陶展  いきものがたり         

 
  
 会場:ギャラリー・ANNEX    
      中央区旭ヶ丘2丁目3-38
       (バス停旭ヶ丘高校前近く) 
     電話(011)562ー1055

 会期:2013年9月18日(水)~9月16日(火)
 時間:11:00~19:00
     (最終日は、~17:00まで。)

ーーーーーーーーーーーーーー(9.22)


 たいそう気に入りました。作品しかり、作家の身のこなし、話しぶり、笑顔に、意欲に、その方の知人を交えて訳のわからぬ会話と、愉快な時間だった。
 会期は明日までで、しかも遠方から来られている作家です。急いで載せることにしましょう。




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 岡本太郎風の「爆発だ~」とか (実際爆弾みたい)、サクラダ・ファミリアの装飾だとか、火焔土器を連想してしまう。それらが宇宙銀河の一つ一つのように生々流転し、それでも続く永久の連鎖というイメージなんだろう。

 「生」というからには生き物がいなければ寂しい。画竜点睛を欠くというものだ。というか、全ては仏様の手のひらの動きかもしれない。その仏様は生きとし生けるものを包み込む。
 干支から出てきたような生き物や、北海道のクマや「ヒト」もこそっと周りの色模様に染まるようにして棲んでいる。曼荼羅の一コマをしっかり演じている。



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 この岩から孫悟空のようにして、いろんな生き物が住み着いているのだろう。兼籐忍はお下げ髪姿の三蔵法師かもしれない。


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 ところで、部屋を突き抜けた先にはご本尊のような女神様or菩薩様が居られた。
 その後ろ姿から会場内をもう一度見渡してみます。



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 体の後ろに付いている青は何なんだろう?気持ち悪そうな良さそうな、変な飾りだ。鱗かな?青は海に住んでいるということか?宇宙も青い。海の青、空(宇)の青、どうちがうのだろう?



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 それにしても嬉しいではないですか。作家は愛知県豊橋市の生まれで、今でもその辺りに住んでいる方だ。せっせとこれだけの「陶」をわざわざ北海道に持ってきて、僕らに見せてくれたのだ。好みがあるから、兼籐ワールドの極端さに付いてこれない方もいるだろう。それは仕方がない。逆に僕のように嬉しくってお腹の力が抜けておならが出そうだ。

 現在、モエレ沼公園で「松浦武史郎にちなんだ巡回美術展」が開催されている。それに参加していて、どうせならと札幌での個展になったわけだ。きっかけが何であれ、これだけの陶を縁も所縁も薄い札幌に持ってくるとは、作家根性の図太さを見た。きっと、今は気分は上昇気流のまっただ中かもしれない。

 作陶のきっかけは1990年東京都の某区民陶芸教室入会からだ。アマチュアを冠する受賞歴を多々お持ちのようだ。自由な精神と細やかさが評価されたのだろう。
 意欲盛んな年齢に達した作家だ。次ぎに見る機会があるのだろうか?そこんところは残念だが、「兼籐忍」という名前を知ったのだから、何かの情報も来ないことはないだろう。

 宇宙大の遊び心、箱庭で夢見る乙女?心、時には蟻さんに合わせた細やかさに、人生の喜怒哀楽、それらをミックスしてしまうやんちゃなオテンバ精神で、大きく見せて欲しいものだ。見たいものだ。



 ~~~~~~~


 最後にグリコのオマケ写真です。本宅の門馬邸では「梅田マサノリ展」が開かれています。

 その梅田展を見ながら2階に昇ると、兼籐忍さんがこちらにむかって深々と頭を下げておられるではないですか。訪問感謝のお礼?



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 そしていきなり手を振ってくれる・・・。そんなに作品鑑賞に感動したのか!
 こちらもつられて手を振るべきか?感動すべきか?
 ・・・・

 実は、彼女の居る場所で誰かが動くと、その映像が暗室ルームの装置に映し出される仕掛けになっている。その演出だった。
 そんな仕掛けよりも、作家の仕草が可愛かった。

by sakaidoori | 2013-09-23 16:53 | 門馬・ANNEX


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