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栄通記

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2013年 09月 20日

2213)①「ビセンOG・OB 17人のグループ展 JIYUCHO」アイボリー 9月17日(火)~9月22日(日)

  


ビセンOG・OB 17人のグループ展 JIYUCHO  
   

   
    
    
 会場:ほくせんギャラリー ivory(アイボリー)
      中央区南2条西2丁目 
      NC・HOKUSENブロックビル4階
      (北西角地、北&西に入り口あり)
     電話(011)251-5130 

 会期:2013年9月17日(火)~9月22日(日)   
 休み:月曜日
 時間:11:00~19:00 
     (最終日は、~17:00まで。)

 【参加作家】
 はな※さくもりの ないとうさつき やまでらばん ハル ジャッキー いたりあ きみ 竹 だいご Norl 川村P助 るいけ 川島ムロコ しぃたけお ふくぷち モノノき vivo  

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(9.19)


 当館では、先週までビセン現役展を開いていた。学校行事ということもあり、作品内容、展示構成と随分楽しませてもらった。

 今回は、3年前ぐらいにビセンを卒業した第42期生有志17人展だ。
 卒業生だ、年季も積んだことだろう。現役生以上に元気が良い、ではなかった。そこは残念なところだが、冷静に考えれば、これが今の彼女たちの実力だろう。本当はもっともっと力はあるのだが、如何せん、世に問う自主的経験が少ない。それに、卒業時は一般的に二十歳ぐらいだ。ある程度の技術を積み能力を高めたが、直ぐに卒業だ、社会人だ。そこでドーンと自主制作、自主発表にはならないのだろう。自覚不足のまま社会人になった。

 そして今、細々ながら、好きなことを出発点にして社会と交わり始めた。残念ながら今展は余白も目立ち寂しさも漂う展覧会ではある。
 屈託なく楽しい絵を描く人達だ。今回のような遠慮はあっちに追いやって、もっともっとノーテンキに好きな絵を見せて欲しい。弱点の克服なんていうのはあとまわしにして、好きなことを200%見せたらいい。描けば描くほど上手くなる。展示の配列も本当は大事だが、勢い一本という経験も楽しいものだ。「みんなでやれば怖くない」
 そんな思いで、今後もビセン展を報告したいと思っています。




 まずは会場風景から。入り口のA室は--。



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 次は隣のB室--。



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 個別作品なり、纏めて作品を載せて行きます。

 まずは本日の受付嬢から。


 (以下、敬称は省略させていただきます。)



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   ↑:はな※さくもりの


 代表のような世話役のような役目のはな※
 展示数が心配で、それが現実になった。、急遽左側の小品を追加した。さすがは世話人。あと二人ほど積極追加があればもっと盛り上がるのに。

 今回は2回目とのこと。前回はみんなが積極的で、にぎやかだったとか。久しぶりの発表で興奮したのだろう。その反動か、今回は全員テンション控えめになった。


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   ↑:左から、「あの日」・ⅠllustratorCS4 A4サイズ、「あの日」・(前記に同じ)。


 「いつもいつも夢見る人・はな」だ。「あこがれの王子様、わたしを抱きしめて」。ピストルの絵は、ちょっとは悲劇がないと物語は盛り上がらない。

 パソコン絵画だ。フラットに描く人だ。色も紫系が好きみたいで、そのムード一色だ。自宅制作だとA4サイズが限界だ。多分割プリントにして大きくしたら迫力もでるのだろう。全体がちょっと一本調子で、フラットに見せることと、魅入らせることとが両立できたらと思った。確かにそれは難しい。



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   ↑:(全部)るいけ。・・・変な名前だが本名。「類家?」か。



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 うるさいから小品にしたのだろう。確かに背景の青が重苦しいが、色で攻め、画題で賑々しくと元気一杯だ。




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   ↑:左から、「焼き芋屋さん」・ⅠllustratorCS6。「冷えてます」・ⅠllustratorCS6。


 そこで、背景を白にした。確かにすっきりした。見やすくなった。が、ウイーク・ポイントにもなた。描きたい白と、背景としての白が混ざり合い、その辺を画家として不問にしたから。

 きっと大きく描きたい人だと思う。落書きだってしたい人だ。もっとも、描き殴りというより、輪郭線明に丁寧に一個一個すすめる人だろう。描き足しはするが、盛り上がる団子風にはならない。一色のテーブルクロスに、料理が少しずつ増えていくタイプだ。

 白い模造紙を持ってきて、思いっきりペンキで描いたらいい。色は三原色に白と黒。
 課題は二つ。
 どこまで塗りつぶしたら満足するか?白地を何処まで残すか、あるいは地にも色を付けないと満足しないか?
 「満足する」が大事であって、構図とか、他人の目とかは無視する。いい絵かどうかも追求しない。自分の「地」が何処にあるかを模造紙の大きさで確認したらいい。自分の魅力を自覚すべきだろう。


 お話した二人のことが長くなった。以下、簡単にいきます。



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   ↑:(左側3点・プリント)川夫P助、(中央2点・アクリル 色鉛筆)だいご、(右端)川島ムロコ





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   ↑:川島ムロコ、「現実逃避行」・アクリルガッシュ 油絵の具 カラーインク。


 「現実逃避行」、いいね~。我が人生だ。これからもこの方針で行きたい。彼女も逃げまくって絵の中に引きこもって、絵に溺れたらいい。妄想に浸ればいい。
 彼女の夢想は海の中のようだ。もっともっと不思議で可愛い魚たち、深海動物を産んだらいい。
 そしてもっともっと大きく描けばいい。10号は欲しい。ついでに2枚。描けるはずだ。





2213)①「ビセンOG・OB 17人のグループ展 JIYUCHO」アイボリー 9月17日(火)~9月22日(日)_f0126829_94041100.jpg   ←:ふくぷち、「ユニコーンと私」・アクリルガッシュ 色鉛筆。


 もっと一角獣を大きくすればいいのに。もっと天使を大きくすればいいのに。もっとウサギを沢山描けばいいのに。
 今回は静かに夢見ているふくぷち だ。
























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   ↑:モモノき、「お花畑」・カラーインク 色鉛筆。


 大きな大きな花飾りにしたらよかったのに。直径1mの花の中に、小さな絵を敷き詰めればよかったのに。
 ふんわかムードのおとぎ話、ちょっと頼りなげな小さい乙女。何に戸惑っているのだろう?王子様を見つけたの?誰かに見られてはにかんでるの?絵の主人公が恥ずかしいの?
 いろんな乙女を花飾りの中で産めばいい。





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   ↑:いたりあ。左から、「異次元」・パステル 色鉛筆。「三人三様」・色鉛筆。



 
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 以上、冒頭のはな※以外は全てA室でした。少し静かな感じ。空きスペースも沢山あるから、ちょっともったいなかった。




 次ぎはB室です。

 なんだか全員掲載のムードだ。そのつもりも必要もないと思うのだが、ここで一人二人を省略してはあいすまない。力の限り続けよう。




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   ↑:(全点)きみ


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   ↑:「もりはな」・アクリル絵の具 色鉛筆 ポスカ。



 僕はこういうのが大好きだ。背景も全部描く。背景処理としての重厚さも良いが、こうして何かで埋め尽くす。それに色も賑やかでいい。
 「明るいばかりではないは、ワタシ」ということでブルーなムードもある。センチメンタルな女の子、でも、やっぱり星や光や花で世界を埋め尽くしたい人だろう。いろんな埋めるバージョンも持っているだろう。
 10枚ぐらい用意して、小さな個展を開いたらいい。僕は真っ先に見に行きたい。



 一気に書き進めたかったが、お休みです。②は来週になるかもしれません。

by sakaidoori | 2013-09-20 11:09 | 北専・アイボリー


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