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栄通記

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2013年 09月 02日

2182)②「第58回展 新道展」 市民ギャラリー 8月28日(水)~9月8日(日) 

  

第58回展 新道展 



 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2013年8月28日(水)~9月8日(日)
 時間:10:00~17:30
      (最終日は~16:30まで。)
 休み:月曜日(定休日)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(8.30)


 2178)①の続き。

 (以下、敬称は省略させていただきます。)


 基本的には1階から順番に淡々と掲載していきましょう。


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   ↑:佳作賞・会友 田村純也、「純化」・インスタレーション 300×300×18㎝。



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   ↑:会員 浜地彩、「遊園地と君」、インスタレーション 300×300×121㎝。




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   ↑:会員 櫻井亮、「彼岸花」・インスタレーション 180×200×200㎝。



 インスタレーション作品を3点載せました。面積の制約があるのか、どの作品も円形的設置で安定かつバランス指向だ。見た目もきちっとしていて、こちらはただ見るだけの存在だ。立体の組み合わせによる、全体で一つの立体作品と呼ぶべきだろう。

 どの作品ももっと遊び心とか意外性とか、アンバランスな違和感とか、ちょっと自然でない面もあったらと思った。



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   ↑:協会賞・一般 赤石操、「Seed 1」・アクリル 185×184㎝。


 他の作品とは一線を画した印象。他は何かを明瞭に描いているが、この作品は一人宙に浮かんでいる感じ。強烈な印象というより、「君はこれから何処に行くの?」と静かな会話がしたくなる。
 どこが抜群に良いのかはわからないが、いろいろと勝手に空想できるところが良い。
 



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   ↑:会員 高橋芳子、「子供の領域」・油彩 S100。


 いつものように童顔の女の子という画題だ。着物から洋服へと変化している。この小さな変化が、大きな深化に繋がれば、と高橋ファンとしては一人念じている。



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   ↑:会員 河合キヨ子、「不安な時の流れ」・油彩 S100。


 こちらは定番の泳ぐ魚が消えた。
 二つの丸太、僕には抱き合う男女に見えた。二人を繋ぐもの、離すもの、そんな関係性を表現していると思いこんだ。




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   ↑:会員 柴崎康男、「教会のある風景」・S100。


 こちらも定番のサンマ船が消えた。というか、手前のゴチャゴチャした描写がサンマ船だった。描法は同じなのだが、瓦礫のような、荒れた海のような世界に変身した、そこに教会がある。大震災への鎮魂であろう。



 今回、個々の作家の画風はそれほど変わらないのだが、なぜだか微妙に変化している作家が多くて新鮮だった。そういう時期なのか?




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   ↑:会員 杉本昌晴、「俺はかまきりだ!」・油彩 180×130㎝。


 かつては都会の道路や建築物がうねった感じだった。独特の粘り感が信条だ。
 「俺はカマキリだ」、何かを叫びたいのですね。都市から離れても、反抗精神というか、そういうものがあるのでしょう。



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   ↑:会員 亀井由利、「沸」・アクリル F100。


 いつものようにモノトーンによるドロッピング。ドロッピングの勢いを生かした「流れ」的世界が多かった。それが裸婦にもなっていた。今回、真ん中の下に幹のようなものを僕は感じたので、「花が爆発している」と見てしまった。花はもちろん画家自身でしょう。激しい(命の)流れから、「私、爆発します、燃えてます」だ。タイトルは抑え気味に「沸」なのか。

 


 とにかく見慣れた作家作品がとても多い部屋だ。断腸の思いで次室に行こう。
 名残惜しくて第一室に戻るかもしれないが・・・。



 一応、各部屋のムードが伝わるような感じで載せて行きます。どの写真がどの部屋かとか、その連続性とかは詮索しないで下さい。




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 ということで③に続く

by sakaidoori | 2013-09-02 08:54 | 市民ギャラリー


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