ご存じ「幸福駅」です。帯広から国道236号線を南下し、あと7㎞ぐらいで中札内か?
今でも、凄い人気スポットだ。旧広尾線・幸福駅跡は公園化している。駅舎跡地というのに駅前の繁華街らしきものはない。何にもない空間に、ここだけさわやかに賑わっていた。
マンパワーの力、恐るべしだ。
駅の構内と、その周辺の風景を載せます。
↑:線路北側の風景。その右側は--
↑:線路の南側風景。
↑:線路の向かい側の風景。
結婚式の流れではありません。観光用の記念撮影。
こういう場には、こういう姿がピッタリだ。
目の前を「花嫁さん」が通り過ぎていった。ニコニコ顔でオーラを振りまいていた。ドレスに負けていて、歩くのは必死だ。旦那さんが「頑張って」と声をかけていた。さすがは新郎、子供を抱きかかえる姿は頼もしい。
妻が新婦に「お幸せに」と声をかけていた。可愛い顔で、「ありがとうございます」。幸福駅に幸福ありだ。
↑:駅構内からの駅舎。祈願紙の貼り具合はぐ~んとトーンダウンだ。
旧国鉄広尾線は昭和4年に帯広←→中札内・間を開通。その時には幸福駅はなかった。
昭和7年に広尾町まで延線し、全線開通。
昭和31年に「幸福駅」が新停車駅として誕生する。つまり、誕生時から小さな駅だったのだろう。近くの「大正駅」、「愛国駅」は開業当時(昭和4年)からの停車駅だ。その辺りが、中心集落だったのか。
昭和62(1987)年2月2日に全線廃止。