栄通記

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2013年 08月 13日

2146) 「森田諭 個展」 g.犬養  終了8月7日(水)~8月12日(月)

森田諭 個展      



 会場:ギャラリー犬養
      豊平区豊平3条1丁目1-12
      (地下鉄東西線菊水駅より徒歩7分。
       駐車場有り。) 
     電話(090)7516ー2208 

 会期:2013年8月7日(水)~8月12日(月)
 休み:火曜日(定休日) 
 時間:13:00~22:30  

ーーーーーーーーーーーーーーー(8.10)



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 作品の世界はシンプルそのものだ。色も明快で強い。一点一点を楽しんで見た。

 異星人、あるいは半分化け物のような生き物だけを描く。化け物とは言ったが、見ても分かるように怖くはない。ちょっぴりグロテスクさはあるが、愛嬌ある化け物だ。特徴は、人間並みに二本足がほとんどだ。一方、目は沢山ある。何故だろう?いろんなものを見たいからか?他人の目が気になるからか?口の代わりに目で語りたいのか?自信のある目なのか、ない目なのか?
 そして、タイトルも深刻さとユーモアが混じっていて微妙だ。おそらく、作家自身の微妙な心理の反映なのだろう。


 そういうシンプルな画題の作品が並んでいる。「物語」が続きそうな作風なのに、会場全体には物語は生まれていない。それが今展の最大の特徴だ。それが欠点だとしたら「物語」、あるいは「構成」に対する作家の弱さということになる。

 そうではなくて、一枚の絵画の集合展として楽しむならば、全体の物語の欠如は欠点ではない。あえて連結性を拒んで、「一つ一つをバシッと見てくれ」、「その個別印象の強さを大事にしてくれ」、「同じ作家が描いたのだから、全体統一は自然に感じられるはずだ」ということだ。そういう意味では、当今主流のコンセプト展ではない。奇抜な画題とは裏腹に一つ一つを楽しむ古典的作品展だ。

 作家は若い。大学を卒業してまだ日が浅い。「物語」を作っていくのか?あるいは、徹底的に今展のように一枚一枚の完結した世界を見つめていくのか?
 おそらく今展は、そういうことを含めて作家自身の自己確認になるのだろう。スタート展だ。




 タイトルは画題に即したジョークです。自虐的というか、作家自身、見る人自身のつぶやきなのでしょう。
 作品はシルクスクリーンだと理解して見てきました。



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   ↑:「正直者と呼ばれる嘘つきの塊」。



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   ↑:「未熟な私を聴かせます」。



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   ↑:「伝えると言うことは難しいこと」。



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   ↑:「ぱちぱち」。



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   ↑:「こいつが好きな自分が好き」。




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 立体の大作。意欲作、実験作だ。大きな物語の一コマか?たまたま出てきたアイデアなのか?「でも、作っちゃった」が本音なのでは。「作っちゃったら面白い。さて、今後どうするか?」というつぶやきが聞こえそうだ。「なかなか良いゾ!」と、自画自賛しているかもしれない。僕も、「なかなか良いゾ」と思う。会場を埋め尽くす自画自賛になれば、とも思う。ガンバレ!



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   ↑:左側、「何もない」。
   ↑:右側、「人のことばかり見る自分と、自分ばかり見る自分」。

 (追記:先ほどまで(8月16日)まで、縦長作品を間違って横長作品にしていました。すいませんでした。)




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   ↑:「俺の視野は狭いけど」。


 小品ですが色、密度と高い作品でしょう。人気もあると思う。僕の写真は少しピンボケ気味です。残念であり、申し訳ありません。

by sakaidoori | 2013-08-13 00:12 | (ギャラリー&コーヒー)犬養 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ななし。 at 2013-08-13 07:44 x
いまどきな作品ですよね。

題名がものすごぉーく僕は苦手です。作品自体はすごい主張してるし面白いですね。元気いっぱいの若さがびんびん伝わってきますね。

Commented by sakaidoori at 2013-08-16 09:01
> ななし さんへ

 タイトル、僕も長い文章的なものは深く考えないようにしています。
 今展の場合は、タイトルの付け方が、「目」とか身体的なもので一貫していて、「自分を語っているのだな」と思って読みました。その辺が面白かったです。


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