栄通記

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2013年 08月 06日

2130)「細木るみ子展 ~客観素描2013~ 第3期収蔵作家作品展」六花亭・福住店 8月1日(木)~8月31日(土)

  

細木るみ子展  客観素描2013  



    六花ファイル第3期収蔵作家作品展 


   

 会場:六花亭・福住店(2F喫茶室)
      豊平区福住2条5丁目1
      (地下鉄東豊線・福住駅から徒歩10分) 
     電話(0120)012-666

 会期:2013年8月1日(木)~8月31日(土)
 休み:
 時間:11:00~17:30
     (L.O.17:00)

 企画:六花ファイル

ーーーーーーーーーーーーーーー(8.3)

 会場は2階。


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 不思議な世界だ。「何が楽しくて、いや哀しくて鉛筆にこんなに執念を込めているのだろう、まるで禅坊主のように」、と誰かに言われそうだ。


 僕はこの会場の無機質な雰囲気、ざっくばらんな清潔感が好きだ。今回は作品との絡みもミスマッチのよな、グッドマッチで良い。
 完璧な平面作品です。桜吹雪のような華やかな作品ではないのですが、会場の空気と一緒になって、作品が咲くのだろう。だから、飲食室ですが、広く会場を載せます。



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   ↑:①




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   ↑:②



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   ↑:(①の写真の作品群。)


 左から順番に載せます。作品は全て紙と鉛筆です。


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   ↑:「あいている道 ⅰ」・2009年 730×710㎜。


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   ↑:「氷解」・2009年 790×545㎜。



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   ↑:「季節の塊」・2008年 595×670㎜。




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   ↑:②の写真の作品。「Texture of the light」・2013年 730×710㎜。



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   ↑:(上掲作品の部分図。)




 「心象風景」と言い切りたいが、ちょっとズレる。かといって、タイトルにあるよな「客観素描」という言葉には違和感を持つ。その言葉に、「心を落ち着かせて、無の境地になって、世界を異界を二次元世界に転写する」という意味を込めているのだろう。

 だが、それは作家の見果てぬ願望にも聞こえる。そもそも素描ほど肉声露わな表現はないと思っている。作品全般の印象は、感情を理知的に抑え、抑えても出てくる「何か」と格闘する、その痕跡ともとれる。痕跡ではあるが、やはり無意識、無自覚な強い願望、心象が投影されているのだろう。作品にある種の統合性があるから。もっとも、作品の調和性は見えない異界の秩序なのだ、と言われるかもしれない。

 いずれにせよ、自己を含めた世界に調和を見、無の境地になって理知的にその境界を確認してい。そして感情を・・・感情をどうしようかと思案げだ。感情を抑えても出てくる絵画ワールド、抑えるが故にわき出す細木ワールドかもしれない。



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   ↑:(一番下の作品。)「Movement of the light ⅰ」・2011年 530×455㎜。





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   ↑:(真ん中の作品)「Movement of the light ⅱ」・2012年 530×455㎜。


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   ↑:(上掲作品の部分図。)



 プロローグは昇り階段だ。繋ぎ的場だ。そこに近作がある。
 本来ならば本会場に置くべきだが、そこは喫茶店で、立って見せるにはなじまない、と思ったのか?何はともあれ真っ先に見せたかったのか?あるいは、階段ということに意味を込めたかったのか?いずれにせよ今の彼女だ。

 激しさを増している。が・・・感情と言うより全身これ皮膚感覚になりつつある。紙質の凸凹が皮膚で、皮膚という受信器そのものが表に出ようとしている。とても「客観」とは言えない。よほどこの言葉に愛着があるのだろう。作品そのものとは異質なのに。作品の成り立ちが「かくあれ(客観)」、との思いだろう。









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 この日は札幌ドームで日ハムの野球日だった。観戦後の散々と帰る人の列姿を眺めることになった。ただ歩いている感じでオーラを感じない。「負けたかな?」・・・やっぱり負けていた。歩く姿はウソをつかない。

by sakaidoori | 2013-08-06 10:01 |  六花亭 | Trackback | Comments(0)
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